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第2回千葉日夏のBBQ (the 有給ギグ) [活動]

報告お待たせしました!

といいつつも、今回は大変申し訳なく、諸事情によって写真などのデータがほとんどありません(泣)

次回に向けて簡単にではありますが、まとめさせていただきます!
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告知文 昨年30人位を動員し大盛況を博した2014年第1回「the 有給ギグ」に引き続き、今年も皆で集まってBBQしませんかっていう企画です。 前回の様子はこちらのブログでご確認ください。 http://oranda-realtenshi.blog.so-net.ne.jp/2014-08-16 家族の居られる方はお子さんも一緒に楽しめるような場にしたいと考えております。 公式の同窓会ではないのでフランクにワイワイやれればと思います。 夏の終わりに、是非ふるってご参加下さい。 ※9/10の天気予報で雨天の場合BBQは中止、夕方頃に集まって居酒屋で飲もうと思います。(そのときは改めて出欠確認の連絡を入れます。) 会費:3000円
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会場は前回同様、市川の河川敷
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今回もみなさん、たくさんの返信をありがとうございました。
2015年は日程の関係や天候に恵まれないこともあって、少人数開催になりました。
でも、少人数は少人数で密度が濃く、楽しみもまた濃厚?!
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(写真提供Tくん)
今回の特筆はBBQに加え、共学1期のTくんがみんなのためにエビチリを作ってくれたことです!!
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ありがとう!!

なお、基本的な食材や道具は、前回同様幹事のRくんが揃えてくれました。
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(写真は前回のもの)
本当に美味しいので彼のお店自体にも行きたいですね!
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http://tabell.jp/
今回は台風のあとということで、河川敷も心配でしたが、かろうじてOK。
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(イメージ)

記事の中身がスカスカですみません!(泣)
でも、わざわざ遠くから駆けつけてくれる仲間もいて嬉しかった!
次回はもっと記録も充実させていきますよー。なので、今後ともよろしくお願いします!!

また企画するんで、初めての人もリピートの人もまたチバニチーズ遊びましょう!!
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(写真はイメージアップということでよろしくお願いします笑)

オリジナルストーリー2 [活動]

予想外の出会い2
Een onverwachte ontmoeting

「・・・あなたは?」
“…Hoe bent u?”

「あ、私は・・・あなたです。。えっと、いまこことは違う世界・・・」
“Ah,ik ben…u.. eh, Uit andere wereld van nu en hier…”

突然まばゆい光が二人の間を覆いました。
Plotseling heeft een verbllindend licht tussen hen overdekt.

次の瞬間には、少女の目の前には誰にもいなくなっていました。
しかし、目の前には先ほどの少女が持っていたロボットの頭があります。
In het volgende moment is niemand geweest voor het meisje.

「どういうこと?・・・うっ!」
“Wat!? …Ugh!”

少女は深い倦怠感をおぼえ、その場にうずくまってしまいました。
自分自身の知らない記憶がたちまちに身体中に流れ込んできます。
Het meisje werd crouching met deep malaise.
Een memory weet niet van hun eigen stroomt directe te komen in het lichaam.


しばらくして落ち着きを取り戻すと、目の前のロボ頭に語りかけました。
Na een tijdje was ze kalm, en dan vertelte naar het robot hoofd voor haar.

「大丈夫、、、思い出したよ。そうか、ここの私はこんなだったんだね。。」
“OK,,,ik herinnerde. Ah zo, ik van hier ben zodat..”

少女は胸をつく思いに駆られて涙が溢れてきました。
Het meisje is vol tranen door om veel pijnlijke memories te komen.

「ううっ。やっぱり、6軸の移動はもう嫌だよ。たしかに幸せでいる私もいた。でも、これだけの想いはもう抱えきれない。」
“Ek,,Ik zou niet 6-assige verplaatsen willen. Eigenlijk is er ook mij met geluk. Maar ik kan niet zo veel gedachten hebben.”

『そうだよね、辛いよね。でも僕にそれを心から理解することはできない。悔しい。』
ロボ頭から意識が流れ込んできます。
“”Ja klopt. Je bent pijnlijk. Maar ik kan niet dat met hart verstaan. Vernederend.””
Een bewustzijn komt in het meisje uit robothoofd.

『とりあえずどこか休めるところを探そうよ』
“Nou zullen we ergens voor rest zoeken.”

「ぐすっ、うん、、、そうだね。」
“Ek,,ja,,we willen”

少女はロボ頭を抱えて休める場所を求めて歩き出しました。
Het meisje begint om een rustplaats te zoeken wanderingen met robot hoofd.


Wordt vervolgd,,,

オリジナルストーリー1 [活動]

予想外の出会い
Een onverwachte ontmoeting

あるところに一人の女の子がいました。
Er was eens een meisje.

その女の子はガラクタを集めるのに夢中です。
Het meisje hield ervan om rommel te verzamelen.

[Als je een verhaal vertelt, zet je alles in de verleden tijd, ah].


ある日のこと、いつものようにガラクタ集めにいったその女の子は、いつもの場所にみかん箱ぐらいの黄色い箱があることに気がつきました。
Op een dag ging zij naar haar gebruikelijke plaats om rommel te verzamelen. Daar stond er een gele doos van sinaasappelkist.

女の子はちょっとだけためらいましたが、思い切って中を開けてみました。
Zij opende de doos.

しかし、中には何も入っていませんでした。
Maar zij kon er niets in ontdekken eri. [Maar ze zag niets.]

女の子は少しがっかりしましたが、すぐに気をとりなおして別のガラクタを探し始めようと後ろに振り返り、歩き始めました。
Zij was een beetje teleurgestelde, maar ze veranderde meteen van gedachten en begon andere rommel te zoeken.

すると、突然どこからか声が聞こえます。
Plotseling hoorde zij ergens een stem.


「よいしょっと。ふぅ。ちょっとせまかったかな。あなたは大丈夫?」
“Phew..” het was een klein stemmetje. “Ben je ok?”


声のした方を見てみると、そこにはなんだかよく見たことのある女の子がロボットの頭のようなものを抱えて、それに話しかけていました。
Toen zag ze degene die gesproken had.
Daar stond een meisje met een hoofd van een robot in haar armen en ze sprak met dat hoofd.

誰もいなかったはずのその場所に、突然何か変なものを抱えた女の子が現れたのです。
女の子は、突然の出来事に困惑しました。
Het meisje met het vreemde ding in haar armen stond op een plek die waar normaal niemand hoort te zijn.
Het meisje was hier zeer verrast en verbijsterd over.

すると、突然現れた女の子も、呆然と立っている女の子に気がつきました。
En het meisje dat plotseling verschenen was, merkte haar ook op.


「あっ!うそっ!いきなり!?どうしよう・・・」
“Wat! Echt! Plotseling!? Wat moet ik doen?”

ロボットの頭のようなものを持ったまま、女の子は急にうろたえ始めました。
Het meisje met het robothoofd in haar armen begon plotseling in paniek te raken. [raakte plotseling in paniek]

「あの!えっと、うーんと・・・」
“Aya! eh.. ugh…”

しばらくした後に深呼吸をして、その女の子は前に歩み寄ってきました。
Na een tijdje haalde zij diep adem en kwam naar het meisje toe dat junk rommel verzamelden.


「あの・・・こんにちは!あなたは・・・私ですよね!」
“Eh.. goede middag!… U bent…mij toch!”


その女の子はまるで鏡を映しているかのように、双子の姉妹のように、ガラクタを集めている女の子自身とそっくりな姿をしていたのでした。
Ja, het meisje was precies haar spiegelbeeld.

Wordt vervolgd?

2011年 プロオケ指揮者デビュー時に書いた曲目解説(変更後) [活動]

曲目解説に先立ちまして、当初予定していたトロンボーン協奏曲ソリストの宮林英介氏は現役の自衛隊員であり、先の災害からソロを辞退されましたことをご報告いたします。急な変更になってしまいましたことを心よりお詫び申し上げます。

芥川也寸志:弦楽のための3楽章
1953年作曲。初演は同年12月、カーネギーホールにてクルト・ヴェス指揮、ニューヨーク・フィルハーモニーによって行われた。
この曲は芥川の愛聴曲であったタンスマンの作品<トリプティーク>にちなんで名付けられた。全体は、その名のとおり3つの楽章からなり、第2楽章のみ<子守歌>という副題が付されている。
第1楽章 Allegro
ショスタコーヴィチなど、当時のソヴィエトの作曲家の影響を色濃く得た3部形式の楽章。ユニゾンで5小節の不均衡な主題が提示されたあと、この主題に散らばる音の粒子たちがバス固定のオスティナートに支えられながら自由に展開する。主題以外の展開が2小節ないしは4小節で均衡がとれているので、冒頭の主題はより際立つ。赤い革命を思わせるような煽動的で躍動的なBeat感とMelodyが音楽をよりエネルギッシュなものへと昇華させていく。
第2楽章 Andante <子守歌>
娘のために書かれた4/5拍子の子守歌。これも3部形式で書かれている。
息の長い平和で情緒あるフレーズを弱音機を付けた楽器で詠い継ぐ。途中から3拍子が混ざってくるが、基本的な性格は変わらずに音楽は里山に吸収されて行くような様相を表す。途中現れる楽器本体を手で叩いて音楽を表現するなどの試みも、古き良き日本家屋の匂いと奥行きの印象を与えている。そこに人があるから、子守歌がある。
第3楽章 Presto
しっとりとした前楽章に比べて一変、祭囃子の太鼓を彷彿とさせるような変拍子のリズムが遠くから鳴ってくる。音楽は密集した和音から次第に音域を広げて行くというように、弦楽合奏のダイナミズム表現にも趣向が凝らされていて、メロディーも低音から高音まで豊かに行き来をするなど終始魅力的である。途中祭の郷愁を漂わせるAdagioを挟み、すぐに変拍子へと復帰してフィナーレへとエネルギーを高めながら向かって行く。
作曲者のしなやかで強く、優しさとバイタリティー溢れる人物像の垣間見える名曲である。


助川敏弥:子守唄
2011年3月11日・・・私たちにとって忘れられない時となった。
この曲は宮城県仙台地方に伝わる子守唄である。
曲目変更に伴う新しい楽譜を探していたある時のこと、村方先生が過去に演奏なさった楽曲の棚からふっと私を見つめる楽譜があった。「助川敏弥作曲 子守唄」。何かに導かれるように楽譜を開き、その美しさと自然で流麗なるオーケストレーション、徹底的なまでにシンプルで計算された音の配置はスコアから音楽は煌びやかに浮き上がり、自由闊達で実に楽しそうにゆっくりと舞っていた。音楽の妖精に魅了された私は作曲者の解説を見て、その偶然と必然性にがく然とした。それは彼の地の音楽であったのだ。
この曲は眠らせ歌に分類されるもので、「ねーんねーろ」と唄い、むかいの山には犬がいるよ、ひとつがほえるとたくさんほえるよ、といった内容がひたすら繰り返される。幼き子が穏やかな夢の世界に誘われるまで。
現地でも忘れかかっているだろうこの美しい調べを、より多くの方々と共有すると共に、先の震災でお亡くなりになられた方への哀悼の意、被災地や復興者への慰めや励ましになることを願い、本日は演奏をしたいと想います。

2011年 プロオケ指揮者デビュー時に書いた曲目解説(のちに震災で曲目変更) [活動]

千葉日本大学第一高等学校、日本大学文理学部ドイツ文学科卒業。聖徳大学通信教育部児童学科卒業見込み。2007年、村方指揮法教室へ入門。作曲を佐々木邦雄、ピアノ表現演奏法を宮下祐子、クラリネットを林啓太、声楽を山崎弘光、吹奏楽指導法を木村徳治、山﨑彰一の各師に師事。芸術総合教育と学問・児童教育の志塾運営を目指し、自主研修のため2012年より渡欧。ブログにて「齋藤指揮法の真実、村方千之の教え」を執筆中。今回ソリストに中学時代からの同級生であり、兄弟子である宮林英介氏を迎え舞台に立つ。

ベートーヴェン/ 「プロメテウスの創造物」序曲
The Creatures of Prometheus Overture Op. 43(1801)
Ludwig van Beethoven(1770-1827)

ベートーヴェンは生涯で2作のバレエ音楽を残している。この曲は振付師のサルヴァトーレ・ヴィガーノとの密接な協力によって生まれ、1801年に作曲された。同年3月にウィーンで初演され、好評を博したが、現在は序曲以外ほとんど演奏されることはない。このバレエ音楽は、ドラマと舞踊と音楽の緊密な結びつきを実現しようとする、きわめてモダンな意図が秘められている。当時既に詩人ゲーテとシラーのあいだで論議されていた、一種の「総合芸術作品」の趣をもつ例となった。
曲の題材はギリシャ神話に登場するプロメテウス。彼は神の怒りに触れて天界を追われた後,神々の姿に似せて人類を創造した。つまり、「プロメテウスの創造物」とは人間。彼は天界から火を盗み出し人類に伝えた。バレエ音楽の物語は、原作が残っていないため、詳細は知られていないが,神話とは異なり、啓蒙的な思潮を表現したものといわれている。
序曲はハ長調、4分の3拍子のアダージョの導入部と、アレグロ・モルト・コン・ブリオ、ハ長調、2分の2拍子の展開部を欠くソナタ形式の主部から成る。演奏時間は約5分。バレエ全曲は約1時間を所要する。

アルブレヒツベルガー/トロンボーン協奏曲
Concerto per Trombone (1769)
Johann Georg Albrechtsberger (1736-1809)

 ヨハン・ゲオルグ・アルブレヒツベルガーはディッタースドルフ、ハイドン、モーツァルト等と同時期のウィーン古典派に属する作曲家、理論家で、1793年からはシュテファン大聖堂の楽長も務めた。その門下からベートーヴェン、フンメル、チェルニー等を輩出し、彼の名は教育者としてのみ音楽史に挙げられる機会が多いが、フックスの流れを汲んだ厳格な対位法による宗教曲には秀作も数多い。このトロンボーン協奏曲は、彼がシュテファン大聖堂の楽長になる以前の1769年にアルト・トロンボーンとヴァイオリン2部、通奏低音のために書かれたものである。

I. アレグロ・モデラート 4分の4拍子
II. アンダンテ 4分の3拍子
III. フィナーレ アレグロ・モデラート 4分の2拍子

千葉市 「こどもの遊び場マップ」をつくろう 第1回 [活動]

千葉県千葉市、子ども企画が提案する、とある素敵なイベントに関わらせてもらうことになりました。
子ども議会で提案に上がった課題を達成していくというものです。

今回のテーマは
【「こどもの遊び場マップ」をつくろう】です。

概要(チラシ)
http://www.city.chiba.jp/kodomomirai/kodomomirai/kikaku/download/boshuutirasi.pdf

「小中高生が自分たちと、子育て世代のための「こどもの遊び場マップ」を、自分たちの手で作成することを目指します」
チラシより引用

9:00:開会
主催の簡単な挨拶と概要説明のあとは早速ワークショップ開始です!
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初対面の人が集まるこういった会で必須なのがアイスブレークゲームです。

アイスブレークゲーム参照
https://www.faj.or.jp/modules/contents/index.php?content_id=27
今回はしゃべりか名刺交換とウインドウズでたくさんおしゃべりしてもらいました。
(写真はナイス自由塾のもの。参考まで)
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しゃべりか参照
http://www.asobusiness.com/goods/

ウインドウズ
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これは私のですが、真ん中に自分の名前か呼ばれたいニックネームを書いて、周りに「いまハマっていること、好きなこと、趣味・・・」など自分に関する様々な話題を書きます。今回はたまたま出身の話になったので、「どこ出身かor田舎はどこか」という話題も盛り込むことにしました。参加の子どもさん方、実に多様です^^ (書き損じでチーズを二回書いてしまったことが後につながりそう・・・)

みんなでの話も盛り上がってきたところで、お互いの名前を今のうちに覚えちゃおう、と「ネームトス」ゲーム。お互いの名前を呼びながらキャッチボールをします。慣れてきたら出来るだけ早く。これもタイム設定するとゲーム感が出て楽しいですね。


コミュニケーションの量も増えてきたところで、次にチームの土台をつくるアクティビティーゲーム。
これはメンバーがいかに協力・協働して目的を達成するか、という類いのものです。
今回はパイプライン。
各種チーム作りゲームについて参照
http://www.pajapan.com/


実際のパイプではなく、100円ショップにも売ってて気軽なクリアファイルを使ったものにアレンジ。
条件は
「ミニボールを全員のクリアファイルに触れてゴールに入れること。ただし、クリアファイル以外にボールは触れてはいけません」
まずはチャレンジ。
最初はなかなか上手く行かないけれど、1分ほどでクリア。
次に作戦会議を挟んで、「4秒」トライ!
果たして結果は・・・
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大切なのは振り返ること。こうすることによって様々な気づきや学びを得ますね。
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コミュニケーションも増え、チームとしてまとまり始めたところで本編のスタート。
イエナプラン教育のワールドオリエンテーションという考えに沿って進めます。詳しくは別記事にて。

①刺激する
まずは驚きや興味関心を持つことから始まります。
YouTubeにある動画を紹介。このブログをご覧の方は知ってる人も多いかもしれません。
http://youtu.be/v3iPrBrGSJM
英語はわからなくても大丈夫。何が起きているかわかりますか?

流れを切り替えていくことと、いろんな視野を持つこととが目的です。
そしてとある巨大な巻物の登場。
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これはなんでしょう?と問いかけてみんな自由に意見を出し合います。
地図ということはすぐに分かったけれども、いったい何の地図なのか。
中には匂いをかぐ子どももいて、子どもの好奇心の力と自由度にはいつも感銘を受けます。

②問を集める
最後には開封しました。千葉市6区の巨大地図です。
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この地図をみて思ったことを自由に言い合います。このとき、子ども達の言い合いがとても白熱したので、ファシリテーターはホワイトボードに黒で逐一彼ら彼女らの意見をひたすら書きました。(このときギャグやおもしろ表現なども積極的に書いています)・・・発散
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次に、黒字で書かれた自分たちの意見をながめながら、地図をつくる上で何が大切か、どんな地図がいいか、を赤字で線を引いたり、補足したりしました。IMG_7738.JPG
落ちついたところで、参考になりそうな市販のガイドブックや地図、千葉市の観光案内など約20点ほどの参考資料を机に展開し、その中でベスト5を選びます。
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そして、どうしてそれを選んだのか、何が良かったのかを自由に話し合いました。
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一人が自発的に先ほどのボード空き部分に赤で書き込みしてくれています。
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最終的に、ボードの赤の部分を参考にしながら青ペンで結局どんな地図を作成するのかをまとめました。
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この地図がなかなかお気に入りだったようです
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③計画する
ある程度まとまったところで、今後どのように活動していくのか、必要なことは何かを話し合い。
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今日のことを振り返り用紙に。(一部抜粋)
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記念撮影(このポーズが意味するものとは・・・!?)
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そしてこのスケッチが意味するものとは・・・?!
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次回も楽しみです。

千葉市での子どもイベント(防災) ファシリテーター [活動]

8月の前半、千葉市で行われた子どもイベントにファシリテーターとして仕事してきました。
3グループあるうちの一つ、防災を担当。

二日間あって、初日は事前学習会。

始まる前から早く来た子とはなぞなぞ遊びを楽しんでました。
これがとても難しい(笑)ほとんど答えられなかった。

ウインドウズを使って大人も子どもも自己紹介をし合い、なぞなぞ本を持ってきた女の子のそれでアイスブレーク。
みんながなぞなぞに取り組んでいる間、いそいそとホワイトボードを準備し、フォームだけ書いておきました。
「地震が起きたときどうする」「ひなんをするときどうする」「ひなん所が使えないとき/またひなん所での生活どうする」
あとはもう子ども達の出番。ホワイトボードに書く(描く)という行為はみんな好きですね。
あっという間に参加者3人の子どもたちの意見で埋まりました。
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黒は発散(とにかく思ったこと書く)
赤は収束(この中で大事にしたいこと)
青は活用(どうすればいいか)
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この3色の説明だけして、あとはもう勝手にどんどん書いていっています。

ここに書いたことをもとにして、プロへの質問カードを作成。
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それが終わったところでいよいよ教えを受けます。
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このときもホワイトボードに書いた自分たちの言葉を拾ってもらいながらのレクチャーなので、自然と集中します。
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避難所や土地のことなど、地図を持って学びました。
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子ども達は学んだことをカードにまとめてどんどん書いていきます。
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その間に、レクチャーの間に消化しきれなかった質問カードの裏に、プロが返答を書いていきます。
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最後にまとめの発表をし、ランチミーティングをして解散。
ランチミーティングも先ほど教えてくださったプロの方々と楽しくおしゃべり。トーキングカードは用意してあったものの、自分たちで共通の話題(学校の給食や最近のアニメなど)を見つけ、おしゃべりできました。このときも最後で「何が良かったのか、どうしてうまく話せたのか」を振り返り。二日目にも活かせると良いですね。

二日目、市役所待ち合わせ。早く到着したので、戦時中についての展示に見入っていました。
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人が集まり、移動の車のなかで簡単なアイスブレークゲームをし、会場となる学校へと到着。
学校では子ども全員でミーティング。この日は5人ということで、午後のプレゼンに向けて「プロデューサー」1人「撮影班」2人「記録班」2人に分かれ、ビーイングという理想を共有するアクティビティーでどんな取材にするのかを共有して体験学習へ。
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まずは起震車。説明をよく聞きます。記録班はメモ、撮影班は写真や動画を。
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二手に分かれて体験。
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東日本大震災の地震を1分間に凝縮したシュミレーション
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プロデューサー立候補の男の子もその体験をよく見守っています。
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ここには載せていませんが、撮影班は動画でも様子を撮影してくれています。

職員も(もちろん僕も)体験。
大人になって体験すると、過去の経験から本当に胸が詰まる思いでした。
大人の私たちこそ、いま防災訓練をする必要があるのだなと痛感しました。

続いては
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ケムリの体験
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10数秒の体験
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みんなそれぞれの思いを口にしました
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訓練の有無の差は必ず生まれるでしょう。
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説明を受けながら次は・・・
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これ
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マンホールが災害時のトイレに!
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設営の仕方から使用方法まで一通り教えを受けます。
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これが実物
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障害者の方用
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実際に自分たちも中に入りました
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「暑い」「暗い」など感想は様々。

排水の仕組みも勉強!
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続いては校内
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様々な設備があります
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蓄えてある部屋へ
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実際にどう使うのか、電気はどうなのか、どれくらいの災害に備えられるのか、たくさん学びました。
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学校での学びを振り返り、午後はこのイベントに誘ってくれたファシリテーターへとバトンを引き継ぎ、みんなに挨拶と今後のプランについて共有をして解散。

午後のプレゼンも後から聞いた話では頑張っていた様子だったので良かったです。

大人と子どもが力を合わせたらすごいな、と思うのと同時に、そういった環境は大人が設定していかなければならないのだな、とも思いました。

第一回千葉日イベント [活動]

2014.8.16(土) 第一回千葉日の集いイベント
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市川の河川敷でBBQをやりました。

幹事のMくんと市川駅で合流
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市川駅南口
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だいぶ変わりました
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ロータリーでもう一人の幹事Rくんと待ち合わせ
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おしゃれな車
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食材など提供してくれたRくんのお店
「tabell」
http://tabell.jp
普段この車で移動販売をしているみたい♪
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荷物をいったん預け、買い出しとセッティング部隊に分かれる
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買い出しを終え、市川駅南口から10分少し歩くと河川敷に。
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はと飛んだ!
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Mくんが待機中
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果たしてみんな来るかソワソワしながら待っていると、数人ちらほら。
みんな個人的には卒業以来の再開!
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来たメンバーでぼちぼちセッティング開始
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助かったなぁ。

人も更にぼちぼち集まり、小さくスタート
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野菜をくしに刺すのって、実は大変...
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炭焼き係、「おまえFacebookにアップすんなよ(笑)」って。最終的にはNGもらわなかった?
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全体はこんな感じ。このときはまだ半分くらいの人数かな
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雨もときどきぱらつくので基本屋根の中
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先輩も合流
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BBQ部隊が調理頑張ってくれてます!
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イイ感じに出来上がってきた♪
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結婚報告☆
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いじられながらもケーキを食す
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和気あいあい
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Gくんが何も使わず触れずに風船を割るという1シーン...笑
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先輩決まってますw
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幹事たちはぼちぼち片付け
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手伝ってくれる人もいて歓談しながらも片付け順調
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女子会の席♪男子校メンバー中心の中、来てくれて嬉しかった
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まもなくフィナーレ
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まずは記念に一枚パシャリ!
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Mくんが犬の散歩中のご婦人に声をかけてくれてみんなでパシャリ☆
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サイコーのBBQイベントになった!またやりたいなぁ。

みんなで車に荷物を運んでおしまい
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楽しかった
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みんなまたやろうね!!
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今回来れなかった人も次回はぜひ☆
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オリジナルストーリー part. a1~a10 [活動]

a1

僕は狂気
それは純粋な心
君は舞う
天真爛漫に
彼は虚無
世界を内側から侵蝕する

3人は秩序
3人は混沌
3人は世界

好奇心で世界をのぞいてみる
そこには泉があった
滾々と湧き出ている希望

止まれ!止まれ!止まれ!

世界は歩みを止めた

夢の意識に呼び止められた

清廉潔白
純粋無垢
止水明鏡

深くて暖かい世界の底で
悠久の風が一人歩いていた

君はどこへ行くんだい
僕かい
僕は僕のいるところへ向かっているんだ

彼は気づいているのかもしれない

僕はなんだか嬉しくなった

しばらく彼についていってみる

どうやら季節は春のようだ
緑の絨毯を自由に散りばめた山々を追い抜かし
日の差しこむ宇宙と蕩け合う海へと差しかかった
彼はすぐさま青い空と白い雲の中で泳ぎだす
君もどうだい
僕はね、いつもここでみんなと紡ぐんだ
何を紡ぐの
それは聞いても仕方のないことさ
僕は海をみてみたい
ああいいとも それは楽しみだ

僕は彼とわかれた
海は不思議と静かに光を通していてよく澄んでいた
なんだかわくわくする
僕、海になれたのかな
誰も答えてはくれなかった
でもなんだか嬉しくてワルツを踊ってみる
ああ、海と太陽が僕と一緒に踊ってくれている!
楽しい!
僕は一人じゃないんだ
きっと空では彼も踊っているんだろう
ああ、なんて暖かいんだろう

ねえ君
そんな音がしたほうに心を寄せてみる
君はどこから来たの
僕かい
僕は僕のところからきたんだ
そうなの
ふーん、つまんない
その音はどこかへいってしまった

なんだったのだろう
よくはわからなかったが海にさよならを告げて僕は飛んだ

a2

海と大気の境界線を抜けると辺りは音のない世界だった
時間が息を潜めて眠りに入るようだった
ゆっくりと世界が閉じてゆく
過去に戻る予感がした
不安
時間が眠るということを僕は知らない
そうだ、あの風なら知っているのかな

そう考えているうちに僕は時間によって世界に固定された

a3

時間が目を覚ました
そして僕も目を覚ました
一つの生命体がやってきた
やあ、こんにちは
ところで君は命を持っているのかい
僕の命かい
なんだかこそばゆい焰から熱いものが流れ出ている
うん、どうやらあるみたいだ
そうか、なら君は体を持っているのかい
僕の体かい
何かにつかえてイメージのある様に変容できない
うん、どうやらあるみたいだ
そうかそうか
僕は君の鏡のようなものだよ、よろしく
うん、よろしく
そういうと生命体は姿を消した
時間の影響なのか、僕には不思議にも命とその器があった
そしてそれは少しばかり不自由な気がした
天を仰いでみると泉の水面は小さく波打っている
まだ君は舞っているのだろうか
まだ彼は嘔吐しているのだろうか
ようし、少し覗きにいってみよう
僕は意識を獲得した

a4




器を手に入れてしまった僕はその器の特性に従わねばならないことを悟った
泉の水面は遥か上空の彼方にある


















生命の源流である焰が一瞬大きくなった気がした
器の隅々にある末端が熱くなった気がした
潮の満ち引きを繰り返しながら器の外から何かが入ってくるような感じがする



生命体
そうか、これが生命体なんだ
彼は、僕は鏡のようなものだ、と言っていた
わからないことも多いけれど、少しわかった気がする



そのとき遠くの方から音がやってきた、と思ったらものすごい勢いで駆け抜けていってしまった
なんだか気になるな



僕は音の去っていった方へと動いていく









しばらく動いていると、ふとあの声のことを思い出した



君はどこからきたの



そう、たしかこう言っていた
なんだかあれからひどく時が経ってしまっているような感じがする
そして



ふーん、つまんない



こうも言っていた
僕はたしか
僕のいたところからだよ
と答えたんだったかな

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気がつくと僕はまたあの瞬間にいた
ただ一つのメロディーだけが流れている
シンプルであどけない音楽だ
同じところだけをずっと繰り返している
なんだか聞き覚えがあった

それは考えてみると
ものすごい勢いで通り過ぎていってしまった音と同じだった



あの瞬間、いったい何があったのだろう
今再びあの瞬間にいる僕に器も焰もなかった
あの時のように自由だ

次の瞬間、また時間は眠りにつくのかもしれない
でもあの時のような不安はない
むしろもう一度立ち会いたいと思うくらいだ


音楽はまだ流れていた
しばらく静観をしてみても世界に変化はない

器はないんだ
色々とみてみよう

再び自由に変容できることがとても嬉しくて
つい大きな存在になってしまう

やっぱりこうでなくっちゃ

あの瞬間にいるにも関わらず不思議と緊張感がない
音楽のせいだろうか
自由のおかげだろうか
あのときの自分と今の自分の違うものは何だろう

器と焰をもった経験

そして



そうだ、意識だ

あのときの僕には意識がなかった
あったけれど、うん、なかった



あれ、おかしいな
今の僕には器も焰もないのに
かすかに焰が蠢いて器の末端が熱くなったような気がした
あのときは不自由に感じたのに今となっては懐かしく、そして暖かくも感じる
でもやっぱり勘違いみたい
だって、器も焰もないんだもの


音楽が止んだ
胸騒ぎがしたのもつかの間
急激に空気や存在が固まりだした


あ、きた


僕は自らの意識とともにその異質化を若干の恐怖と好奇心とで受け止めた

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君はどこから来たの


あの音だ


何も視えない
何も感じない


ここは
無の世界だろうか


ただ、あの音が僕が答えるのを待っていてくれている気がする




僕は






僕はどこから来たのかわからない












君はどこから来たのかわからないのか



そうなんだ






長い沈黙が僕にのしかかった
でも、その音は僕に寄り添っていてくれるらしかった





僕も聞きたい
君はどこから来たの




僕は
君の鏡のようなものだよ



どこかで聞いた言葉だった
そう、あの生命体が消える前に語った言葉と同じだ



鏡のようなもの

もし君が鏡であるなら、その姿を見せてはくれないかい




僕の姿
それは見せても仕方のないことさ


悠久の風が同じようなことを言っていた




何故君たちは

同じことをいうのかとを言おうとしたが
言いとどまった


何かに気づきかけている



相変わらずその声はそばにいてくれるらしかった
今ここには僕とそれしかない
それがいてくれるだけでなんだか全てに勇気が持てる気がした




何故君は
僕に来たところを尋ねたのかい
何か理由があるのかい




理由

それも仕方のないことだね

君はすべてのものに理由があると思うのかい
今君がここにいるのはどんな理由なの
今僕がここにいるのはどんな理由なの
もし僕らの意思を操作しているものがいるんだとしたら
理由はあるのかもしれない

仮にそうだったとしても僕にとっては仕方のないことさ



その音は三たび仕方のないを発した

君は音ばかり、しかも仕方のない、ばかりだ
存在は僕も同じようなのかもわからない
でも君のそんな物言いはいけ好かないな
果たしてこの世は仕方のないものばかりなのか
僕の記憶に眠る遠い過去の世界には、仕方のない、が蔓延っていたのを思い出したよ
仕方のないは一つの美徳かもしれないが、君はいったい何を言いたいんだい

僕の語気は少し荒ぶった


その音は少し嬉しそうにしているようにも感じた



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やっと君の話をしてくれたね
僕はそういう話をしたかったんだ
残念ながら音しか表せられないけれど

仕方のないというのはどうでもいいということさ
君の言う通り、どうでもいいで済ませてはならないことも往々にして在るが

君は僕の姿について見せてくれと頼んだね
僕が仮にこの場に姿を見せたとして君の何になる
対話はこのように成立しているじゃないか
僕が君の思い描くような姿でなかったら君は何か変わるのかい
目に視えるものというのは大したものではないんだよ
君も自由に可変する存在であるのに、姿を見せてくれと言われたらどうするんだい



その音の言うことは最もだった
今気がついたけれど、無の世界になってから僕は僕の姿を確認出来ていない
ただ空間と呼べるものなのかわからない空間と、その音、僕の意識だけがそこにあった

でも、それで十分だった


頭の中が少し整理されたので居場所を問う理由についてもう少し話を聞いてみた


僕は居場所を聞くことの理由を求めたけれど
これも本質的には何も意味を成さない
ということなんだね


その通りさ、ご名答
君と同じように、興味が湧いたから聞いた
それ以上に理由があってもなくても君の答えは変わらないだろ
僕があの時に興味が湧いたのは
君も経験したアレが起こる直前に君がやってきたからだよ
今と違ってあのときの君の言葉は空っぽだった
何もない
空虚
あれは誰かの言葉を意味もなく捩っただけなんじゃないか


僕には返せる言葉がなかった
しかし負の感情は生まれない
むしろ少しずつ核心に迫っていっているこの対話に興奮してさえもいる

君があの時、何故去っていったのかがわかったよ
僕も同じ立場に合ったのなら同じように行動するかも
それは仕方のないことだったんだね


僕はいつの間にか仕方のないという言葉を得た



うん
じゃあそろそろ時間だ
君が望めばまた逢えることだろう


時間
そうだここは
考える間もなく世界は光の中へと閉じていった
不思議に心地よさを感じる光のゆらめきに僕は自然と身を委ねた

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器がある

焰がある

僕は世界へと戻ってきた

どの世界が本物であるのかということは大した問題でないように感じられた



焰の強さが一段と強く感じられる

器の制約が一段と強く感じられる

漲るというのはこういうことなのだろうか
焰から溢れんばかりのエネルギーが器の隅々まで力強く行き渡っている
器もそれに答えるように、より強固にそれを受け止めている


僕はこの世界の秘密を解き明かしたくなった

まだわからないことだらけだ
今までの記憶を整理してみよう


好奇心で世界を視たらそこには泉があって滾々と湧き上がっていた
止まれ!と念じたら世界が止まった
夢の意識に呼ばれて
世界の奥底に行ってみたら悠久の風が歩いていて、共に海まで出掛けた
海で踊っていたら音がやってきて去っていった
海から出るとそこは時が眠りにつく直前の世界だった

世界とともに眠りから解き放たれたときに器と焰を獲得していた
生命体がやってきて、自分は鏡のようなものだと言って姿を消した
突如現れた音に興味をもって追いかけたが途中で力尽き、再び時の眠る直前の世界へ行った

そこでは一つのメロディーがずっとなり続けていて
考え事をした
メロディーが止むと一瞬の間に意識はなくなった

気がつけば無の世界で例の音と対話をしていて色々と気づかされた

そして光に包まれ
器と焰の進化した今がある


今整理した中に何かヒントがあるはずだ

気になるのは
止まれ!と念じたところ
時の眠りと器・焰の関係
通り過ぎた音と
流れ続けていたメロディー

音 器 焰 時 世界

この5つに何かしらの関係性があるに違いない

5つの中ですぐに調べられそうなのは音だろう
他のものもそのうちにわかるだろう

最初に音が通り過ぎてからどれくらい経ったのかはわからない

耳を澄ませてみた

集中すると、遠く西の方で何かが鳴ったり止んだりしている

僕は西へと向かうことにした

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随分と進んできたが何やらいっこうに音との距離が縮まる気配がない
どうしたものかと考え倦ねていると

助けてくれ

という声が聞こえてきた
緊急を要するようなものでなく、ゆっくりと感情の深みが伝わって来るような声だった

どこからだろうと感覚を研ぎすませてみると
なんと僕の所有していた焰からだった

しかし、その声は一回きりで途絶えてしまった
どうしたんだい、と呼びかけても応答がない
相変わらず焰はせっせと溢れんばかりのエネルギーを全身に送り、その役目を全うしている

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少々びっくりはしたが、今はまだ大丈夫な気がしたので
音の意識へと集中を向けた

6月の関西研修 [活動]

6月の最初の週、私は3日間関西に教育の研修を受けに行ってきました。
土曜日の様子は報告を受けたものを中心にこの次で共有いたしますね。

以下にどのようなことを学んできたのかをまとめてみたいと思います。

長いですので、各曜日に副題をつけてあります。それをご参考に興味のある分野に目を通してもらえればと思います。

【木曜①】 〜学校制度について NEW EDUCATION EXPO2014より〜
【木曜②】 〜アクティブラーニング実践① 学校デザインについて NEW EDUCATION EXPO2014より〜
【金曜】 〜自由に生きる〜 大阪箕面 NPO法人箕面こどもの森学園〜
【土曜】 〜ホワイトボードミーティングin淡路島 ファシリテーター養成〜
【日曜】 〜ファシリテーター養成講座 音楽編 with関西フィル〜


【木曜①】 〜学校制度について〜

朝一でNEW EDUCATION EXPO2014に参加。

NEW EDUCATION EXPO2014
https://edu-expo.org/

会場はビックサイトそばにあるTFTホール。
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先日参加した教育ITソリューションズEXPOの規模をコンパクトにまとめた感じの会場です。
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各展示ホールは、ITソリューションズと同じようなラインナップ(少なくとも私にはそう感じた)。
写真

「高大接続」についての講演、午後はアクティブラーニング実践の講演。

▼「高大接続を考える」
明治大学 清水潔

清水氏は元文部科学省で、教育界の動向にマクロの現場で関わってきた人のようです。

テーマは3つに絞られていました。

1.高大「接続」とはなにか
2.「高大接続」、その敬意
3.もたらされるもの

内容についての言及は私自身専門ではないので本ブログでは行っていきません。
学んだことや考察について以下にまとめていこうと思います。

この講演からは、接続問題が現在の教育問題と制度改革の大きな要と本質になっている、という印象です。接続を考える際に私たちが切っても切り離せないものは、「学年」問題であると。つまり、4月〜3月の物理的な期間を学年とみるのか、教育課程の中身によって学年をみるのか。また、大学の在り方が学校教育法に則って考えると高等学校までの在り方が違うようで、資料から引用をすると、

・学校の目的、目標、教育課程
例 学校教育法第50条「高等学校は、中学校における教育の基礎の上に・・・」
・入学資格
例 学校教育法第90条「大学に入学できる者は、高等学校を卒業したもの・・・」

引用おわり

つまり、高校は中学の土台の上、中学は小学校の土台の上、となっているが、大学は選抜制度になっていると。

言われてみると当たり前になっている話ですね。

オランダでは大学入試の制度はありません。
高等学校(オランダでは中高一貫が基本)の卒業資格がそのまま大学の入学資格になるので、基本的には希望する進路に沿って進学ができます。但し、医学部や人気の学部の場合は「抽選」で学生を選ぶようです。学力の優劣ではなく。詳しくはリヒテルズ直子さんの記事や著書をご参考ください。

リヒテルズ直子のオランダ通信
http://www.naokonet.com/

オランダの教育

オランダの教育―多様性が一人ひとりの子供を育てる

オランダの教育―多様性が一人ひとりの子供を育てる

  • 作者: リヒテルズ 直子
  • 出版社/メーカー: 平凡社
  • 発売日: 2004/09
  • メディア: 単行本


オランダの共生教育

オランダの共生教育 学校が〈公共心〉を育てる

オランダの共生教育 学校が〈公共心〉を育てる

  • 作者: リヒテルズ 直子
  • 出版社/メーカー: 平凡社
  • 発売日: 2010/10/02
  • メディア: 単行本



【木曜②】 〜アクティブラーニング実践① 学校デザインについて〜
京都大学教授の建築学の教授、門内輝行氏の講演。

京都大学の門内研究室
http://www.monnai-lab.archi.kyoto-u.ac.jp/

これはまさに今ナイス自由塾でも取り組んでいますが、小学校のデザインを6年生の生徒達90人とワークショップなどを通じて学び、考え、設計して実現する、といったものを多くの写真と共に紹介をしてくれました。
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ナイス生徒アイデア①
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ナイス生徒アイデア②
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ほか

京都市立洛央小学校について 朝日新聞記事
http://www.asahi.com/articles/OSK201310250191.html

他にも講演者はいたのですが、この門内さんの取り組みは圧倒的でした。
これからもう少し詳しく調べてみるつもりです。

【金曜】 〜自由に生きる〜 大阪箕面 NPO法人箕面こどもの森学園〜

木曜日仕事を終えて夜行バスで関西(四国)へ。いつも使うウィラーエクスプレスはとても安くて安全運転です。

willer express
http://travel.willer.co.jp/

勉強会が夜だったので、少し徳島県鳴門(今回の夜行便降り立った場所。淡路島も研修場所に含まれるので)を見て回りました。
徳島の金刀比羅神社、ドイツ館(ベートーベン第九の日本での発祥地。詳しくは映画バルトの楽園を)、賀川豊彦記念館(社会運動家)を訪れ、様々なことに想いを馳せます。私としては明治後期から昭和前期にこれからの日本の未来のエッセンスが含まれているなと感じる短い旅となりました。特に賀川豊彦は今私たちのNPOが取り組んでいる社会課題にとても近しいものを持っている世界の偉人として、すごく勉強になりました。

ドイツ館
http://www.city.naruto.tokushima.jp/contents/germanhouse/
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賀川豊彦記念館
http://www.tv-naruto.ne.jp/kagawa-kan/

賀川豊彦について
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B3%80%E5%B7%9D%E8%B1%8A%E5%BD%A6
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著書「死線を越えて」

復刻版 死線を越えて

復刻版 死線を越えて

  • 作者: 賀川 豊彦
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2009/04/07
  • メディア: 単行本



さて、夜は大阪の箕面に赴き、箕面こどもの森学園の主催する教育カフェマラソンに参加しました。
http://cafemarason.blog.fc2.com/

箕面こどもの森学園
http://cafemarason.blog.fc2.com/
この学園には2012年から度々訪れて勉強をさせてもらっていますが、日本のフリースクールの最先端をいっている学校です。
著書「こんな学校あったらいいな:小さな学校の大きな挑戦」

こんな学校あったらいいな: 小さな学校の大きな挑戦

こんな学校あったらいいな: 小さな学校の大きな挑戦

  • 作者: 辻 正矩
  • 出版社/メーカー: 築地書館
  • 発売日: 2013/10/28
  • メディア: 単行本


教育カフェマラソン今回の内容について以下イベントページより引用。

教育カフェ・マラソン ~どうする?これからの教育~

話題提供者:宇都宮 誠さん 生野学園学園長
大学卒業後、4年間老人ホームに勤務。1986年森下神経内科診療所京口スコラ塾長を経て、1989年不登校生のための全寮制の生野学園高等学校を森下一氏(精神科医・前理事長)らと共に、兵庫県生野町に開校し、学園長に。2001年から理事長。これまでに680人の子どもたちを送り出している。2008年「生きるための学校―不登校生と歩んだ生野学園20年の航跡」を日本評論社より出版。

生野学園HP
http://www.ikuno.ed.jp/

教育カフェマラソンのブログ記事
http://cafemarason.blog.fc2.com/blog-entry-22.html

引用おわり

NPOスタッフの方々との再会を果たし、講演者や集まった参加者の方々と「自分を生きる」「自分を生きることが子どもにどういう影響を与えるのか」について参加者、講演者と熟議を重ねました。

熟議とは・・・以下文科省HPより引用

熟議とは

「熟議」とは、協働を目指した対話のことをいいます。
具体的には、下記のようなポイントを満たした、協働に向けた一連のプロセスを指します。

1.多くの当事者(保護者、教員、地域住民等)が集まって、
2.課題について学習・熟慮し、議論をすることにより、
3.互いの立場や果たすべき役割への理解が深まるとともに、
4.解決策が洗練され、
5.施策が決定されたり、個々人が納得して自分の役割を果たすようになる

教育を取り巻く様々な状況の変化を踏まえつつ、課題に立ち向かい、乗り越えるための知恵と実行力を生み出していくためには、教育現場に関わる様々な立場の方による「熟議」に基づく教育政策形成を促進することが求められています。

引用おわり
詳しくはこちらをご覧ください
http://jukugi.mext.go.jp/about/HPC-index.html

このイベントのまとめ発表の一部をさせていただきましたが、大人達自身が一人一人自分らしく生きていくこと、でもそれはなかなかに難しい、でもそんなことを話し合える場があれば、そしてその場が増えて対話文化がゆっくりでも成熟していけば、きっと大人も豊かになり、それを追うように子どもたちも豊かになっていくだろう、と。
他発表者の言葉を借りれば、大人が生き生きしていると、その背中や毛穴からそういったオーラが出てきて、すぐにではなくとも子どもにそれは伝播していく。
例えば、自分が子どもの立場に返ってみて、学校の先生がなんだかよくわからないけどキラキラしてるというのを想像してみよう、そんなとき子どもである自分はどんなように感じる?そしてそういうことを話し合える場があったらどう思う?と。(もちろん話し合う場では、全ての人が承認されるというのが前提。ファシリテーターと呼ばれる場の進行役がいれば可能であり、私自身もその役割はになうことができる)
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【土曜】〜ホワイトボードミーティングin淡路島 ファシリテーター養成〜

淡路島へ、ちょんせいこさんと青木将之さんのコラボ企画に参加しました。
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今回の研修についての概要
http://www.aokiworks.net/koza.wb1406awaji.htm

青木将之ファシリテーター事務所
http://www.aokiworks.net/

ちょんせいこ 株式会社ひとまち
http://wbmf.info/

初めてホワイトボードミーティングの研修を受け、今の自分の想いと実践にやはりとてもリンクしていることに気がつく。全員がファシリテーターに。それを実現するためのヒントと実践を経験しました。
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二人一組で早速コミュニケーションを取り合いながら学びを深めていきます。(ペアコミュニケーション)
これはナイスでも積極的に取り入れていますね。
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この研修では随時、つまり少しでも学びが進むとすぐに「お隣の人と1・2分くらいどう思ったか聞き合ってくださいね」と、ある意味で研修中は息をつく暇もないくらい、インプットとアウトプットと共有を繰り返す。
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こちらの写真はナイスのペアコミュニケーション。
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講師のせいこさんも「人の話を聴くのは疲れる」と言い切っていました。
10〜20分の短い講義と共有、休憩を繰り返し、ある程度進行したら実践に入る。
この辺りのプログラムデザインも本当に勉強になります。
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実践では、教わったホワイトボードを使ったミーティングの進め方を全員が経験します。4人ずつのグループに分かれて1人がファシリテーター(インタビュアー)、1人が質問される人、2人はサイドワーカーとして発言者の言葉をあいづちなどの技術を使って話を促す。5分1組×4回で全員が各役割を経験します。
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マーカーも黒(発散)・赤(収束)・青(活用)と使い方を教わり、実践。

詳しくはこちら
http://wbmf.info/whatwbm/

大量のコミュニケーションと学びと実践を吸収し、お昼には海の見える食堂でランチタイム。
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すでにコミュニケーションをたくさん取っているので、様々な人とここでも色々なことを自由に話し合います。

午後は午前に深めた内容を更に発展させる課題。特に企画会議と課題解決に関する技を教わり、実践しました。
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写真はさきほどのと同じものですが、常にグループを入れ替えつつも終始このような感じです。

インストラクションのときにはひとつのグループに集まって教えを受けます。
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企画会議編では、お祭で屋台を出すことになった、という設定。
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先ほどのように3色のマーカーを駆使しながら、右側にタイムラインを書いていきます。こうすることによって、いつ何をどのくらいすれば良いのか、誰が担当するのか、偏っていないかをいつでも全員で確認することが出来ますね。

そして2つ目としてこの日の打ち上げをすることになったという設定。
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常にグループが入れ替わりますが、同じことを共有しながら学び合っているので自然と深まっていきます。


講師はちょんせいこさんがずっと担当されますが、主催者で参加者の青木さんもプロのファシリテーター。様々な環境配備に気を配っていらっしゃりました。
写真は私物の参考図書コーナー。
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私事ですが、すごいと思った人のオススメ本はだいたい読みます。ここにあるのは半分くらいもっていますが、残りはメモとしてここに残しておきます。

スペシャル企画として、プロのファシリテーターとして長年活躍されているお二人の対談もありました。
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このような機会は滅多にないので参加者一同釘付け。
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それでも聞きっぱなしになることなく、感想などをペアコミュニケーション。なかなか脳の休まることがなく疲れますよ(笑)でも深まるんですよね、これが。
お二人の記念撮影。対談もホワイトボードをフル活用されるので短時間なのにビッシリ。
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私自身はお二人の考え、実践にいたく共感。
青木さんの「道」としての考え方、せいこさんの「技術の中に思想をいれちゃう」というアイデア。
青木さんの「削ぎ落とすというコンセプト」、せいこさんの「色々とあるが、それでも技術と言い切る覚悟」。二人ともGOALは同じところを目指しているが、アプローチが違う。違っていい。二人がいるとそれだけ裾の尾が広がる。

さて、これで終わりではなく、最後に課題解決のミーティング実践です。

実際に淡路市の人が淡路市での課題を持ち込み、それをせいこさんが聞く技術で掘り下げていき、そこで出てきたものを今度は何となく同じような人が集まるようにグループを組み、一日に学んだことを通して解決策を捻出していく。特に全体共有はしなかったが、各グループの書き込んだホワイトボードそのものがそのプロセスやアイデアでびっちり埋め込まれ、あとはそれを写真に収めるだけで約40人ものアイデアと解決へのアプローチを得ることができる。これって本当にすごいこと。私たちのグループでも議事録問題について悩んでいる人が驚いていた。
この議事録化については私たちのナイス自由塾でもすでに取り組んでいて、様々な効率化と共有に一役をかっている。
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朝6時に起床し、淡路島へ移動し、9:30〜17:00まで濃密な時間を過ごすことが出来た。
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帰りの道中3時間も参加者の方とこの日の学びやオランダのこと、そしてお互いの実践についてずっと話し合いながら帰宅したため脳みそはシワシワに(笑)個人的にはその後も中高時代の先輩と3年ぶりくらいの再会を果たしたのでホテルに戻ったらすぐに意識を失いました。

日曜日は引き続きちょんせいこさんの講座です。


【日曜】〜ファシリテーター養成講座音楽編〜
https://www.facebook.com/events/498886176884124/

大阪弁天町にある関西フィルハーモニーの練習場で、実際にプロの音楽家の方々と共に行われました。
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私的な意見になりますが、自分の生きてきた道筋に無駄はなかったんだ、、と少し感慨深く思いました。
なぜなら、私自身少し前まで指揮者として活動をしていて、いかに音楽と人をつなぐか、という課題と向き合っていたので。いや、正直にいえば、若い身分でまずは自分がプロとして律するために躍起になっていたことも強かった。だから、人と音楽をつなぐという想いはありつつも、実力をつけて認めてもらうためにがむしゃらだったので、強権型のリーダーシップを意識していました。
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小学生〜社会人まで指導
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2011年にはプロデビューもさりげなくしてます。
師匠は村方千之先生。
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このso-netブログ上にちょっと前まで更新していた指揮法のブログもあるので、最後に紹介だけしておきます。

齋藤指揮法の真実 村方千之の教え
http://art-of-conducting.blog.so-net.ne.jp/

以上のような経緯から、今回のプログラムを経験できたことはとても貴重な経験となりました。
そして、プログラムを超えて、音楽についてへの想い、教育についてへの想いを実際にプロの方や、様々な人生を歩んでらっしゃる方々と共有できたことも目に見えない財産となりました。
過去の自分を励ましてあげたいと思います。君は間違っていないよ、迷いながらも歩いてきたところが道となって今につながっているよ...と。


さて、プログラムもまた見事に組まれています。
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初心者とアマチュアとプロが共に学び合い、共に何かを達成していく、というのは私の経験からいっても、不可能ではないが、とても難しいんです。実際。
そのハードルを形作るのは人間であって、共通言語(意思疎通のための)をもてないことからコミュニケーションが偏ったりしがちになります。コミュニケーションの偏りはそのままワークショップ自体にも大きく影響します。
これが完全にプロ→アマや、プロ→初心者、アマ→初心者といった図式が前提にあれば比較的容易ではあるのですが、今回の企画はそういったものが本当にない。いつもどおり、さらっと進行していくのだけれども、これは本当にすごいことなんです。

各自持ち込みの楽器や声、用意されたたくさんの打楽器などを使用し、とにかく音を出す。
ペアコミュニケーションで近くの方々と交流を少しずつ深めながら、タイミングを合わせる、ファシリテーターの動きに合わせて音を変えるなどのアクティビティーに取り組みます。
私は100円ショップのリコーダーを持ち込みました。ちゃんと良い音も出ます。
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お隣の方はヴァイオリンを持ち込んでいて、後で知ったことですが、どうやらプロの方でした。
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前列にはトロンボーンをもってきている方もいました。
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今度はちょこっと音楽史を勉強。
これも教科書どおりの授業、ということなく、実際にどのように音楽の歴史が変遷してきたのかを実際の楽器を関西フィルの方々がアンサンブルを聴かせてくれながら体験的に学び、前日同様に少し進行したらペアコミュニケーションで学びを深めていきます。
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少し休憩を挟んだら、演奏家になるアクティビティー。
参加メンバーは全体的に初心者の方々が多く、プロ・アマ問わず、楽器経験者は私を含めて6人。(自己申請)
私たち6人はスーパーバイザーとして小グループ(4人)のリーダーになりました。
そして、ホワイトボードミーティングのレクチャーと練習を全体でしながら、各グループ、誰かのストーリーを選んで自由に音楽をつくる、というアクティビティーに挑戦です。このとき、スーパーバイザー6人はグループを抜けなければならず、残ったメンバーで各グループ音楽をつくること(はめ?)になります。

スーパーバイザーはサークル状にイスの並べられたスーパーバイザー席に集まり、その後の発表方法について相談を受けます。どうすれば全グループの発表をうまくつなげることができるのか。私たちも音楽経験はあるものの、なかなかに難しい課題を突きつけられ、課題解決に向けて真剣に話し合わざるを得なくなります。

しばらくしたら、バイザーたちは各グループに戻り、メンバーの作った音楽をひとつにまとめていく、という課題に取り組みます。この辺りのプログラムデザイン、本当にすごいです。。

全体発表を無事に終えると、全員全力を尽くしていることから豊かな一体感が生まれました。


お昼をはさんで、午後はリヒャルト・シュトラウスについて学んでいきます。
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学校の授業でこんなふうに教えてみたらどうだろう、という提案に満ちたプログラムで、楽しくそして体験的にリヒャルト・シュトラウス、そして彼の音楽、サロメについて学んでいきました。
(これは7月にそのコンサートを聴きにいくというプログラムも組まれている)
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サロメについては紙芝居形式でPCのスライドを進めながらお話を確認し、各テーマ、例えば「愛する囚人の首が欲しい」という短いテーマや独特の節回し(音使い)、そして長いテーマなどについて楽譜を受け取り、自分たちでも演奏しながら学びます。ここで用意された楽譜もレベル設定が巧みで、初心者にとっても適度なレベルのものや、経験者にとっても選ぶものによって歯ごたえがありました。
そして実際のサロメの演奏を聴きながら自分たちが演奏したテーマを発見して喜んだりします。難しい音楽も身近なものになっていきました。

最後にリヒャルト・シュトラウス物語をやはり9枚の紙芝居スライドで追っかけた後に、真ん中7枚に音楽を自分たちで作って、事務局の方をお客さんに発表する、というプロジェクトが発動されました。

先ほどのスーパーバイザー6人が男女でペアになり、各グループスーパーバイザー2名の3グループで7枚のスライドを分担していきます。ストーリーに対して音楽をつくる、というのは午前中にやっていましたが、それの応用ですね。個性的でレベルも感性もバラバラな大人集団でどのように作るのか、いやはや、大変でした。大変でしたが、それまでに学んできた(日曜の中で)ホワイトボードミーティングを使ったり、チーム内でもバイザーを分けてそれぞれのスライドの音楽をつくるなど、試行錯誤を重ね、ギリギリで仕上げていきました。1時間もない中で創作から練習まで...ご想像ください。。しかし、こういうところでスーパーバイザーたちが鍛えられます。どのように振る舞い、どのように協力し合い、どのような方向性でまとめていくのか。本当に勉強になりました。間際では1分ごとに質が高まる感覚もあり、最後はみんなで失敗を恐れず楽しむことが出来ました。
個人的には午前中の発表の際、指示を出しすぎたり、フォローしすぎたりといった反省があって、密かに修正することも出来て良かった。

無事に発表も終えて、あとはリヒャルト・シュトラウスの美しい音楽に乗せながらピアニストの方のお話を聞き、その中身についてやこの日について近くの人と振り返ります。

祭の終わりゆく切なさと、やりきった充実感がホールの中をアンサンブルしていました。

ありふれた言葉だけれど、とても充実して豊かで、気づきの多い学びの時間となりました。


教育と音楽、音楽と教育、技術と心、人間と人間
ここで学んできたことをナイス自由塾で、そしてその範囲にとどまらず、様々なところで実践していきたい。社会が少しでも良くなっていくように、そして多くの人々により笑顔が増えていくように。


長文ご拝読ありがとうございました。

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