デレミリコラボイベ中の達成したこと [animation]
ミリシタのイベントランニング、通称イベラン。
ゲーム廃人になることを避けるべく、毎回色々なことを行うことにしているので、今回も何をしたのかメモを記載。今回はツアーイベントになるため、前半だけでなく後半もオートライブチケットをうまく貯めながら使っていけば時間が取れる。
①ソラヲフに関すること
イベラン前半水曜〜金曜は、土曜日に行うソラヲフオンラインの準備に追われる。夜のオンラインMTG、各種連絡、資料の作成など。できるだけ特急電車に乗り、マルチタスクをしながらイベランもしていた。土曜日は12時間生放送企画があり、ほとんど走ることができていない。翌日日曜日はその片付けも一人で行っている。
②美容室
5−6ヶ月に一度のペースで通う美容室。本来ならこの日程は避けたかったのだが、調整が難航し金曜日に行くこととなった。それだけのために表参道へと出向く。
③部屋の片付け、模様替え
部屋の片付け、掃除の他、主にウォークインクロゼットの改造を行い、アウトドア専用ギアコーナーを作成。また山作業に関する道具の調達も行い、いらないものは今回大々的に捨てている。また衣類の整理も行い、クリーニングなどにも出している。来客用の各種布団の乾燥機にかける。
④筋トレ再開
自宅で行っている筋トレを2週間ぶりに再開した。多少は落ちたが、それなりには維持できていた。基本的な体組成ができるくらいまで一回は作っておくと良いのだろう。
⑤読書関係
涼宮ハルヒの直感
#涼宮ハルヒの直観 読了!とりわけ鶴屋さんの挑戦感想ネタバレなし。
①ハルヒ×◯◯の可能性
②アップデート
③古泉をありがとう
①今回の話は端的に言えばとあるジャンルに傾倒したもの。普通に読み物として面白かった上にSOS団なのである。最後にもあったようにいくらでも妄察できるのが嬉しい。…
このことから創造の原点にもなる思考やジャンルのコラボに対して可能性を見出してくれた感がある。ニーズはコアなファン層に立ち返っていくかもしれないが、ハルヒ×◯◯の創作視点でまだまだ日常に隠れている面白いものを発見していけそう!難しく考えずやりたいことやってみてほしい。
②アプデ感…
これは七不思議の方で顕著だったが、精神的な意味で作品が2003年から現在にアプデされている。SOS団だし、時代なんて無意識に改変されるよね的に読むとニヤニヤできる。
③私的に古泉は自分でもよく語っているが、記号感のつよい存在だ。映画消失の高雄さんの演出やゲームによって報われてもいるが…
今回の話で古泉が嬉々として物語の主格に躍り出てきてくれたことが嬉しい。捉え方に個人差はあると思うけど。ある人物の参画によって彼はそこから脱却出来たのかもしれない。残り香はあるものの、今後にも期待したい。…
全体として谷川流節も顕在であるが、鶴屋さんに関してはだいぶ精錬されていて面白く味わいがあった。そして拡大解釈かもしれないが、「挑戦」には様々な想いが込められていて、一般人代表の鶴屋さんに想いを託した作家、関係者、読者、時代感も感じられました。読めてよかった。
▼イベランの結果
無事に30位を獲得することができました。
仕事の休みが多めにあったことも要因。ツアーはパターンが変わらないので少し飽きたけれど、ながら作業を多くできた。
ゲーム廃人になることを避けるべく、毎回色々なことを行うことにしているので、今回も何をしたのかメモを記載。今回はツアーイベントになるため、前半だけでなく後半もオートライブチケットをうまく貯めながら使っていけば時間が取れる。
①ソラヲフに関すること
イベラン前半水曜〜金曜は、土曜日に行うソラヲフオンラインの準備に追われる。夜のオンラインMTG、各種連絡、資料の作成など。できるだけ特急電車に乗り、マルチタスクをしながらイベランもしていた。土曜日は12時間生放送企画があり、ほとんど走ることができていない。翌日日曜日はその片付けも一人で行っている。
②美容室
5−6ヶ月に一度のペースで通う美容室。本来ならこの日程は避けたかったのだが、調整が難航し金曜日に行くこととなった。それだけのために表参道へと出向く。
③部屋の片付け、模様替え
部屋の片付け、掃除の他、主にウォークインクロゼットの改造を行い、アウトドア専用ギアコーナーを作成。また山作業に関する道具の調達も行い、いらないものは今回大々的に捨てている。また衣類の整理も行い、クリーニングなどにも出している。来客用の各種布団の乾燥機にかける。
④筋トレ再開
自宅で行っている筋トレを2週間ぶりに再開した。多少は落ちたが、それなりには維持できていた。基本的な体組成ができるくらいまで一回は作っておくと良いのだろう。
⑤読書関係
涼宮ハルヒの直感
#涼宮ハルヒの直観 読了!とりわけ鶴屋さんの挑戦感想ネタバレなし。
①ハルヒ×◯◯の可能性
②アップデート
③古泉をありがとう
①今回の話は端的に言えばとあるジャンルに傾倒したもの。普通に読み物として面白かった上にSOS団なのである。最後にもあったようにいくらでも妄察できるのが嬉しい。…
このことから創造の原点にもなる思考やジャンルのコラボに対して可能性を見出してくれた感がある。ニーズはコアなファン層に立ち返っていくかもしれないが、ハルヒ×◯◯の創作視点でまだまだ日常に隠れている面白いものを発見していけそう!難しく考えずやりたいことやってみてほしい。
②アプデ感…
これは七不思議の方で顕著だったが、精神的な意味で作品が2003年から現在にアプデされている。SOS団だし、時代なんて無意識に改変されるよね的に読むとニヤニヤできる。
③私的に古泉は自分でもよく語っているが、記号感のつよい存在だ。映画消失の高雄さんの演出やゲームによって報われてもいるが…
今回の話で古泉が嬉々として物語の主格に躍り出てきてくれたことが嬉しい。捉え方に個人差はあると思うけど。ある人物の参画によって彼はそこから脱却出来たのかもしれない。残り香はあるものの、今後にも期待したい。…
全体として谷川流節も顕在であるが、鶴屋さんに関してはだいぶ精錬されていて面白く味わいがあった。そして拡大解釈かもしれないが、「挑戦」には様々な想いが込められていて、一般人代表の鶴屋さんに想いを託した作家、関係者、読者、時代感も感じられました。読めてよかった。
▼イベランの結果
無事に30位を獲得することができました。
仕事の休みが多めにあったことも要因。ツアーはパターンが変わらないので少し飽きたけれど、ながら作業を多くできた。
Re:ゼロから始める・・・鑑賞感想 [animation]
いわゆるリゼロを初めて鑑賞しました。
2日に渡り、初日は1〜15話、二日目は通勤の合間に残りの話数といったところです。
通勤が片道2時間であることは有効活用しなきゃ。
ちなみにいま現在はアニメしか観ていません。
Angel Beats!に続きNetflixにて鑑賞。
Netflixは有料ですが、手続き・解約が簡単なので観たい月は一気に観て、そうでないときは解約し、また観たくなったら再登録できるという手軽さがいいですね。作品も増えてきたし、アニメに限らず映画などもあるのもgood!
最近は何か観たらとりあえず書き起こしておこうというアウトプット週間なので今夜もこうやって書いています。
▼第1印象
リゼロは知り合いのアニメ好きな人たちはよく観ていた印象で、世間的にも?かなり人気が高かったかなと思います。
感想ということで、うーん実はあまりパッと浮かぶものがなくて、この文章自体も書くか迷ったくらい。いま書きながら考えているのが現状です。
ひとまず、第1話の第一印象をば。
「面白い!」
でした。(語彙力orz)
異世界転生もの、というジャンルが確立されて久しくなってきたかもしれませんが、リアルタイムに疎い自分としては、このすばに続いて観たのがこの作品でした。
なんとなく方々の噂から、リセットを繰り返して歴史のループの中から活路を見出していくものなのかなぁと思っていました。実際そうだったのですが、思っていたよりもそれぞれの世界線(各々ゲームオーバーになったもの)がしっかりと描かれていて、見応えがあって面白い!といった感じでした。
ゲームにおいてはこういった経験がたくさんあるものの、アニメの視聴という形では個人的にはあまり経験がありませんでした。物語として視点が主人公すばるに固定されているのも作品の軸が安定するので観やすかったです。
面白かったのでそのまま視聴を継続し、気がつけば1クールを一気に観ていました。
▼推しメン
先日誰推しなのか聞かれたのでここでも書いておこうかなと思います。
基本的に高貴・高潔な女性が好きなので、エミリアたんに傾いてはいるものの、2期でレムリンが台頭してきて表舞台から退いてしまい、感情移入まではいけなかったのが残念。レムリンはもちろん素敵なのだけれど日の当たらないキャラクターに思い入れがいってしまう気性がゆえ、ラムチーやフェルトの方が気になってしまった。ラムも1期の勢いで2期も表舞台に来てもらえていたら彼女に傾いていたかも。
という推しメンについてはどっちつかずで優柔不断なものになりました(笑
強いて言うならエミリアたんかな。
▼私的に気になったところ
いわゆる異世界転生もののお約束なのかどうかはちょっとわからないのですが、「どういう仕組みで異世界に転送されたのか」ということはこの場では問題でないのでしょうね?アニメしか観ていないのでよくわかりませんが、魔女の差し金なのか、あるいはゲーム三昧の現実世界がある意味で夢世界であった、あるいはそういった解釈にもとれるようにしたものなのか、ちょっとの間ぐるぐるしました。結局ポテチとカップ麺はどこにいったんだろう。お屋敷かな。
あとは、オートセーブ的な扱いの仕組み。簡単に考えれば魔女か、あるいはそれに相対する知られざる存在による意志によるものなのか。であればどんな意図がこの世界に隠されているのだろうとちょっとそっち方面の展開も期待していましたが、上記同様それは「そういった仕様」ということなのかなぁと。
実際スバルの物語として終始描いていたので、そこは少なくとも今回の2クールアニメ内においては重要なことではなかったかな。
▼所感
それにしても、現代人特に若い男性の心情吐露、向き合うことを描くものが増えたんだなあという印象です。きっと共感を呼ぶのだろう。実際自分もそういった時期にこういった作品群に触れていたら強く共感していたと思う。
こういったものってアニメやラノベが描くようになるほんのちょっと前までは文学に頼るほかなかったからなぁと。太宰とかもいいけど個人的には海外文学に走った。行動によって未来が変わるというのは「ラン・ローラ・ラン」というドイツの映画が印象的だったかな。
その影響が本人たちの未来にのみならずのところが面白くて印象に残っています。
▼今後
はてさて。原作がとてもたくさん出ているようなので、機会をみて読んでみたい。世界設定厨としてはそのあたりに期待しつつも、フラットな気持ちで接してみたい。
またタイミングもよく新OVAの劇場上映もあるようなのでこちらもタイミングがあえばいってみたい。どちらかというとキャラクターの魅力を掘り下げていくものになりそうね。
年齢がいってることもあるので、心が震えるとまではいかなかったけれど「面白い要素、魅力的な要素、個性的な設定」の詰まった面白い作品でした。
2日に渡り、初日は1〜15話、二日目は通勤の合間に残りの話数といったところです。
通勤が片道2時間であることは有効活用しなきゃ。
ちなみにいま現在はアニメしか観ていません。
Angel Beats!に続きNetflixにて鑑賞。
Netflixは有料ですが、手続き・解約が簡単なので観たい月は一気に観て、そうでないときは解約し、また観たくなったら再登録できるという手軽さがいいですね。作品も増えてきたし、アニメに限らず映画などもあるのもgood!
最近は何か観たらとりあえず書き起こしておこうというアウトプット週間なので今夜もこうやって書いています。
▼第1印象
リゼロは知り合いのアニメ好きな人たちはよく観ていた印象で、世間的にも?かなり人気が高かったかなと思います。
感想ということで、うーん実はあまりパッと浮かぶものがなくて、この文章自体も書くか迷ったくらい。いま書きながら考えているのが現状です。
ひとまず、第1話の第一印象をば。
「面白い!」
でした。(語彙力orz)
異世界転生もの、というジャンルが確立されて久しくなってきたかもしれませんが、リアルタイムに疎い自分としては、このすばに続いて観たのがこの作品でした。
なんとなく方々の噂から、リセットを繰り返して歴史のループの中から活路を見出していくものなのかなぁと思っていました。実際そうだったのですが、思っていたよりもそれぞれの世界線(各々ゲームオーバーになったもの)がしっかりと描かれていて、見応えがあって面白い!といった感じでした。
ゲームにおいてはこういった経験がたくさんあるものの、アニメの視聴という形では個人的にはあまり経験がありませんでした。物語として視点が主人公すばるに固定されているのも作品の軸が安定するので観やすかったです。
面白かったのでそのまま視聴を継続し、気がつけば1クールを一気に観ていました。
▼推しメン
先日誰推しなのか聞かれたのでここでも書いておこうかなと思います。
基本的に高貴・高潔な女性が好きなので、エミリアたんに傾いてはいるものの、2期でレムリンが台頭してきて表舞台から退いてしまい、感情移入まではいけなかったのが残念。レムリンはもちろん素敵なのだけれど日の当たらないキャラクターに思い入れがいってしまう気性がゆえ、ラムチーやフェルトの方が気になってしまった。ラムも1期の勢いで2期も表舞台に来てもらえていたら彼女に傾いていたかも。
という推しメンについてはどっちつかずで優柔不断なものになりました(笑
強いて言うならエミリアたんかな。
▼私的に気になったところ
いわゆる異世界転生もののお約束なのかどうかはちょっとわからないのですが、「どういう仕組みで異世界に転送されたのか」ということはこの場では問題でないのでしょうね?アニメしか観ていないのでよくわかりませんが、魔女の差し金なのか、あるいはゲーム三昧の現実世界がある意味で夢世界であった、あるいはそういった解釈にもとれるようにしたものなのか、ちょっとの間ぐるぐるしました。結局ポテチとカップ麺はどこにいったんだろう。お屋敷かな。
あとは、オートセーブ的な扱いの仕組み。簡単に考えれば魔女か、あるいはそれに相対する知られざる存在による意志によるものなのか。であればどんな意図がこの世界に隠されているのだろうとちょっとそっち方面の展開も期待していましたが、上記同様それは「そういった仕様」ということなのかなぁと。
実際スバルの物語として終始描いていたので、そこは少なくとも今回の2クールアニメ内においては重要なことではなかったかな。
▼所感
それにしても、現代人特に若い男性の心情吐露、向き合うことを描くものが増えたんだなあという印象です。きっと共感を呼ぶのだろう。実際自分もそういった時期にこういった作品群に触れていたら強く共感していたと思う。
こういったものってアニメやラノベが描くようになるほんのちょっと前までは文学に頼るほかなかったからなぁと。太宰とかもいいけど個人的には海外文学に走った。行動によって未来が変わるというのは「ラン・ローラ・ラン」というドイツの映画が印象的だったかな。
その影響が本人たちの未来にのみならずのところが面白くて印象に残っています。
▼今後
はてさて。原作がとてもたくさん出ているようなので、機会をみて読んでみたい。世界設定厨としてはそのあたりに期待しつつも、フラットな気持ちで接してみたい。
またタイミングもよく新OVAの劇場上映もあるようなのでこちらもタイミングがあえばいってみたい。どちらかというとキャラクターの魅力を掘り下げていくものになりそうね。
年齢がいってることもあるので、心が震えるとまではいかなかったけれど「面白い要素、魅力的な要素、個性的な設定」の詰まった面白い作品でした。
Angel Beats!の感想 [animation]
「時に理不尽でも 尊いもの、それが人生」(公式HPより引用)
Angel Beats!を初めて観た。
key作品はいままでもいくらか観てきている。
この作品の観る前の印象は至極私的だけれど、「安く全巻売ってるなぁ」と中古屋に何年も通う経験からそういったものだった。
いくらかの知り合いが「これは観ておいたほうがいい」と薦めてもくれていた。
久しぶりに自宅に引きこもった休みの夜、この作品をNetflixで全話鑑賞をした(13話まで)
Netflixは結構便利で、気軽に退会や再入会もできるし、アニメ以外も面白いものが割りとあるので時々活用している。アプリにしておけば、移動中にも気軽に鑑賞できるのも強み。
さて感想。
この作品のテーマは一番最初にもあるように人生ということだった。
理不尽なことに出会い、青春時代を謳歌できなかった若者たちに死後の世界として舞台となる学園が設置されている。ある意味では現世魂の救済場所的なところ。
いうなれば、そこに送り込まれた人間は、その場所で生きていた世界やこの新しい世界で心残りを解消し、成仏(魂の卒業)をしていく。
詳しくはHPを。
VisualArt's/Key VisualArt's/Key/Angel Beats! Project
https://www.angelbeats.jp/index.html
個人的に思ったところは、「卒業」ということだった。
個人的なことではあるが、2018年の夏コミC94において「卒業文集」というタイトルでアニメ演出やコンテンツ論などを本として出させてもらった。
なぜ卒業文集というタイトルなのか。卒業とはなんなのか。
実はこれについて最近考えていることも、Angel Beats!を観たいまの感想に関連してきていることは否めない。
私情はともかくとして、この「卒業」という視点からこの作品を観てみると、個人的にはとてもわかりやすかった。
それはシンプルに「出逢いー成長しー別れる」というもの。
これは人ひとりの人生において、ごく自然なこと。またひいては、スピリチュアルな視点から考えれば、大いなる意志のもとで魂のレベルにおいても自然なことと言えるだろう。
多くの学園もののアニメにおいても卒業は描かれるが、脚本家やストーリーによって、「卒業」自体がテーマになることはあまり多くはないかもしれない。
このシンプルなプロセスがこの作品において、とても自然な形で表されていたというのが一番の印象だった。
早い段階においては岩沢が、そして音無の気づきからその行動によってユイが卒業を果たしていった。
なんというか、麻枝さんは「別れを利用」していない。「別れそのものが必然であり祝福」という感じを受ける。
たしかに別れは悲しい。最後の奏と音無の別れは悲しかった。
他の作品にも「悲しい別れ」「祝福を感じる別れ」はある。
では、何がAngel Beats!では違ったのだろう。
いまもなお考えているが、やはりAngel Beats!における「別れ」は「卒業と祝福」にあるのだろうと思う。
先ほどにも書いているように「出逢いー成長しー別れる」という、人生の中にある卒業のプロセス、そしてそこでの経験を胸に次へと羽ばたいていこうとするキャラクターたちへの祝福が圧倒的に感じられた。ゲームの方はプレイしていないが、おそらく各キャラクターのそういった模様が丁寧に描かれてことだろう。
そして死や生まれ変わりなど、見えざる神的存在に対する抗いも人間としての選択の自由にある。ましてや相当に理不尽な人生を経験してきた人間たちの勇気をもった行動でもある。
しかしそれすらも俯瞰的な視点からみれば、「成長のプロセス」だ。
それを愛をもって見守る。
だから天使の行動をディフェンスに純化させていた。
理不尽な経験をもつ魂の集う楽園的学園のその時間概念を超越した永続性の視点からみれば、この13話に収まっているストーリーも、第○期生たちの話にすぎない。
自然倫理のプロセスにおいて、理不尽経験をもつ魂の救済場所(外的ではなく、内的なもの・・・つまり自分たちから気づきを得るためのきっかけを与えうる場所)としてこの学園があったのだろう。
Angel Beats! 天使の鼓動
キャラクターたちの魂の躍動・鼓動、奏と音無鼓動の意味もあるだろうが、もっと大きな存在や終わらない音楽的叙事詩として宇宙ー魂レベルの中における1天使(学園空間)の一瞬の煌めきという意味ももたせられるのかもしれない。
最後に、私たちヒトは生きていく。「出逢いー成長ー別れ」を繰り返しながら。
この作品を観て改めて「別れ」を意識しながら、成長を重ねていくこと、ちゃんと別れて次の出逢いもまた大切にしていくことを学んだ気がする。
Angel Beats! 7 【完全生産限定版】 [DVD]
- 出版社/メーカー: アニプレックス
- メディア: DVD
Angel Beats!を初めて観た。
key作品はいままでもいくらか観てきている。
この作品の観る前の印象は至極私的だけれど、「安く全巻売ってるなぁ」と中古屋に何年も通う経験からそういったものだった。
いくらかの知り合いが「これは観ておいたほうがいい」と薦めてもくれていた。
久しぶりに自宅に引きこもった休みの夜、この作品をNetflixで全話鑑賞をした(13話まで)
Netflixは結構便利で、気軽に退会や再入会もできるし、アニメ以外も面白いものが割りとあるので時々活用している。アプリにしておけば、移動中にも気軽に鑑賞できるのも強み。
さて感想。
この作品のテーマは一番最初にもあるように人生ということだった。
理不尽なことに出会い、青春時代を謳歌できなかった若者たちに死後の世界として舞台となる学園が設置されている。ある意味では現世魂の救済場所的なところ。
いうなれば、そこに送り込まれた人間は、その場所で生きていた世界やこの新しい世界で心残りを解消し、成仏(魂の卒業)をしていく。
詳しくはHPを。
VisualArt's/Key VisualArt's/Key/Angel Beats! Project
https://www.angelbeats.jp/index.html
個人的に思ったところは、「卒業」ということだった。
個人的なことではあるが、2018年の夏コミC94において「卒業文集」というタイトルでアニメ演出やコンテンツ論などを本として出させてもらった。
なぜ卒業文集というタイトルなのか。卒業とはなんなのか。
実はこれについて最近考えていることも、Angel Beats!を観たいまの感想に関連してきていることは否めない。
私情はともかくとして、この「卒業」という視点からこの作品を観てみると、個人的にはとてもわかりやすかった。
それはシンプルに「出逢いー成長しー別れる」というもの。
これは人ひとりの人生において、ごく自然なこと。またひいては、スピリチュアルな視点から考えれば、大いなる意志のもとで魂のレベルにおいても自然なことと言えるだろう。
多くの学園もののアニメにおいても卒業は描かれるが、脚本家やストーリーによって、「卒業」自体がテーマになることはあまり多くはないかもしれない。
このシンプルなプロセスがこの作品において、とても自然な形で表されていたというのが一番の印象だった。
早い段階においては岩沢が、そして音無の気づきからその行動によってユイが卒業を果たしていった。
なんというか、麻枝さんは「別れを利用」していない。「別れそのものが必然であり祝福」という感じを受ける。
たしかに別れは悲しい。最後の奏と音無の別れは悲しかった。
他の作品にも「悲しい別れ」「祝福を感じる別れ」はある。
では、何がAngel Beats!では違ったのだろう。
いまもなお考えているが、やはりAngel Beats!における「別れ」は「卒業と祝福」にあるのだろうと思う。
先ほどにも書いているように「出逢いー成長しー別れる」という、人生の中にある卒業のプロセス、そしてそこでの経験を胸に次へと羽ばたいていこうとするキャラクターたちへの祝福が圧倒的に感じられた。ゲームの方はプレイしていないが、おそらく各キャラクターのそういった模様が丁寧に描かれてことだろう。
そして死や生まれ変わりなど、見えざる神的存在に対する抗いも人間としての選択の自由にある。ましてや相当に理不尽な人生を経験してきた人間たちの勇気をもった行動でもある。
しかしそれすらも俯瞰的な視点からみれば、「成長のプロセス」だ。
それを愛をもって見守る。
だから天使の行動をディフェンスに純化させていた。
理不尽な経験をもつ魂の集う楽園的学園のその時間概念を超越した永続性の視点からみれば、この13話に収まっているストーリーも、第○期生たちの話にすぎない。
自然倫理のプロセスにおいて、理不尽経験をもつ魂の救済場所(外的ではなく、内的なもの・・・つまり自分たちから気づきを得るためのきっかけを与えうる場所)としてこの学園があったのだろう。
Angel Beats! 天使の鼓動
キャラクターたちの魂の躍動・鼓動、奏と音無鼓動の意味もあるだろうが、もっと大きな存在や終わらない音楽的叙事詩として宇宙ー魂レベルの中における1天使(学園空間)の一瞬の煌めきという意味ももたせられるのかもしれない。
最後に、私たちヒトは生きていく。「出逢いー成長ー別れ」を繰り返しながら。
この作品を観て改めて「別れ」を意識しながら、成長を重ねていくこと、ちゃんと別れて次の出逢いもまた大切にしていくことを学んだ気がする。
フリキャスまとめ2 [animation]
12 ハルヒほか
16-1 4th神戸予習
16-2 ワンダースワン
16-3 宮崎勤事件
16-4
16-1 4th神戸予習
16-2 ワンダースワン
16-3 宮崎勤事件
16-4
「serial experiments lain」初見4話まで見た感想ツイートまとめ [animation]
lain観る。竹さんも昨日言ってたけどたしかに難解(笑)1話観たけど面白い。単純に電脳や僕らの世界感の過渡期としてその在り方を問うてるのか。まったく違うのか。この先が楽しみ。
空想とは 世界とは その秩序とは
lainの頃から鶴岡さん音響監督やってるのか
今の時代にlainのような作品を作るとなるとどんな感じになるのかな。
人間とは情報である そんな感じ
長門の言う情報統合思念体がイメージされる
農業革命、産業革命、そして情報革命。人はそれぞれの形でその記録と記憶を留めてきた。lainもそういうものの1つであるだろうな。
作画セル使い回しもこれくらい意味を持ってくるのであれば良いだろう。
ウイルスとその意志の擬人化と…思考メモ
人意識の情報化ってどういうものでどういうプロセスなんだろうなぁ。逆もまた然り。心理学や科学的な意味ではなく、情報的な意味で。空耳や幻聴、擬似世界。この作品におけるワイヤード世界は現在どのように発達しているのだろうか。
例えばいまこうやってアニメを観ながらTwitterにいる訳で。ワイヤードは情報伝達空間 しかしその境界。メタファライズか。面白い。
現実世界へ実際に力を干渉させるプロセスとは。アルトネリコでいう波動科学と情報科学との融合において、情報をコントロールすることにより波動に干渉する…そういうところか。初見だからまだわからないこと多いな。4話まで視聴終了。あとはまた今度。
メディアライズされる世の中だからこそヒューマニティーが問われる、と考えるのは私的な視点。
久しぶりに見応えのある作品と出会った。すごいね、lain。18年前の作品。まさに中2だったあの頃、この作品に熱狂していた友人は今何をしているのだろうか…
serial experiments lain DVD_SET
- 出版社/メーカー: ジェネオン・ユニバーサル
- 発売日: 2012/12/20
- メディア: DVD
空想とは 世界とは その秩序とは
lainの頃から鶴岡さん音響監督やってるのか
今の時代にlainのような作品を作るとなるとどんな感じになるのかな。
人間とは情報である そんな感じ
長門の言う情報統合思念体がイメージされる
農業革命、産業革命、そして情報革命。人はそれぞれの形でその記録と記憶を留めてきた。lainもそういうものの1つであるだろうな。
作画セル使い回しもこれくらい意味を持ってくるのであれば良いだろう。
ウイルスとその意志の擬人化と…思考メモ
人意識の情報化ってどういうものでどういうプロセスなんだろうなぁ。逆もまた然り。心理学や科学的な意味ではなく、情報的な意味で。空耳や幻聴、擬似世界。この作品におけるワイヤード世界は現在どのように発達しているのだろうか。
例えばいまこうやってアニメを観ながらTwitterにいる訳で。ワイヤードは情報伝達空間 しかしその境界。メタファライズか。面白い。
現実世界へ実際に力を干渉させるプロセスとは。アルトネリコでいう波動科学と情報科学との融合において、情報をコントロールすることにより波動に干渉する…そういうところか。初見だからまだわからないこと多いな。4話まで視聴終了。あとはまた今度。
メディアライズされる世の中だからこそヒューマニティーが問われる、と考えるのは私的な視点。
久しぶりに見応えのある作品と出会った。すごいね、lain。18年前の作品。まさに中2だったあの頃、この作品に熱狂していた友人は今何をしているのだろうか…
マイベストエピソード10選 [animation]
Twitterより、ぎけんさん @c_x さんの企画マイベストエピソードに参加することになりました。よろしくお願い致します。企画のページはこちらです。
http://unmake.blog133.fc2.com/blog-entry-406.html
さて、「作品としてはベストに選ばないけど」の下りは守られていないかもしれませんが、とにかく今の自分がこれ!というものを掲載させていただきたいと思います。
①さくら荘のペットな彼女#23 「卒業式」
岡田麿里という人を始めて意識した作品です。原作との違いが一時期論争にあがりましたね。いずれにしてもこの卒業式は何度観ても涙なしに観ることが出来ません。第1話からずっと積み上がってきたさくら荘の記憶が確かなものが形となって花開く。そして個人的にはそれ以上に上井草美咲という人の苦悩と歓喜を前面に押し出した答辞のシーンは空太たちとともに号泣。積み上がった超青春ドラマの一つの形を彼らによって全面に見せられ、刺激を受けます。
②まおゆう魔王勇者第九章 「わたしは“人間”だからっ」
まおゆうを知る人なら言わずと知れた有名な人間宣言のシーンです。私は原作からこのアニメを知ったのですが、とても大きな歴史観の中から世界の動向と人々の営みが語られます。このままその世界の歴史を語り継いでいくのかと思いきや、メイド姉の密かに積み上がってきていた感情からの人間宣言。ドイツ文学でいうゲーテの前時代、レッシングを想起させられました(大学時代にドイツ文学を専攻していたので)。「わたしは"人間"だからっ!」宗教の壁、歴史の壁をも人々は乗り越えることができるのだなと。。そして自由への意志。この時代を生きる人々にとっての自由とは何であったのか、そしてその後に何になりうるのか。とても重要な考えだと思います。そしてこの大きな事件すら歴史の転換点の一つとして捉える、雄大な叙事詩「まおゆう魔王勇者」は本当にすごい。原作読み進めなきゃ。
③ソ・ラ・ノ・ヲ・ト第12話 「蒼穹ニ響ケ」
正直に言いますと、これがベストではないけれど…のコンセプトに反しています(笑)。全話数がベストエピソードではあるのですが、あえてひとつを選ぶとしたら、@shirooo305 さんの選択と重複もしますが第12話です。語り口は本当に様々にあるのですが、私見としては音楽というものが持つ本質的な意味と力を唯一真っ向から示してくれた作品として最高の話数であり作品だと思っています。あえてこの写真(戦争をしなくていいんだ!と敵兵も喜んでいる)を選んでいるのは、砦の乙女たちの物語だけではなく、一つの大きな人間讃歌の作品であると言いたいからです。
④らき☆すた第22話 「ここにある彼方」
この写真だけでこの作品のこの話数を選びました。この話数の後半はこなたの家族について描かれているのですが、今までの作風を否定することなく、しかし他とは大きく一線を画すコンテ、演出、色彩設計、陰影、カット割り...え、らき☆すたってこんな作品だっけ!?と初見の時のインパクトはとても大きかったです。ここで初めてこなたをはじめ、彼女の家族に対して生命の息吹が宿ったのではないかと思っています。最後はギャグで締めるあたり安定安心のオチで崩されることなく作品として成立はしていますが、普通の監督だったらここから作品の方向性をグッと変えざるをえなくもなるのではないかと心配するくらいにすごいと思いました。
⑤エルフェンリート13話 「不還(ERLEUCHTUNG)」
エルフェンリートも、もはや何がすごいのか思い出せないくらいにすごい作品です(笑)。よくエログロとも言われますが、これほどまでに生きることと向き合った作品はないのではないでしょうか。少なくとも死の視点から。この13話は鞍馬博士の物語の完結とルーシーの救済が描かれています。最後のワンシーンまで本当に目が離せない。典型的な構造かもしれませんが、世界を破壊しうる力を持つ少女がもはやどうすることもできないなかで、神戸守(監督)という人はコウタ(主人公)に胸を預け、感情グチャグチャのままでも「許す」という本能と理性とそれから解き放たれた選択をさせた...このシーンにものすごく人間の限界を突き抜けた解放と、作中に背負ってきたルーシーのすべての罪を赦すという救済を与えたのは、なんだか本当に嬉しかった記憶が思い出されます。。
⑥AIR最終話 「そら〜air〜」
これまで久川綾さんというとセーラーマーキュリーのイメージが根強くあったのですが、この作品で覆されました。特に最終話であるこの話数は本当に名演でした。私は作品の良し悪しを自分なりに考える時、あまり声優で選ぶことはないのですが、これは脚本と声優久川綾さんの演技がもはやすべてと言っても個人的には過言ではないかと思っています。この話数の最初から最後まで、ぜひ彼女の演技とドラマに注目してください。
⑦やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。続第8話 「それでも、比企谷八幡は。」
きました、オレガイル続。これ以降の話数に関しては原作も含めて少し疑問を呈したいところもあるのだけれど、ここは今回の選択に外せないかなと思いました。彼はようやく本物という言葉と出会い、触れ、希望の光の一筋を見つける。どんな人にもそこに道はある。あとは、どう歩むか、歩みたいかだけなんだと思う。最後まで彼らの心の揺れ動きを丁寧に紡いでいってほしかった。
⑧響け!ユーフォニアム第十回 「まっすぐトランペット」
中川先輩です!私は彼女にとても肩入れしています。それは、今までアニメのキャラクターとしてははっきりとは描かれてこなかった、普通の流されやすい、目立たないけど気の優しい人を丁寧に描いてくれたから。彼女の青春もとても大切なものなんです。優しく描いてくれてありがとうという言葉しか出てきません。彼女の存在は久美子だけではなく、私たち視聴者にもちょっとした勇気と優しさを与えてくれます。
⑨ココロコネクト#16 「覚悟と氷解(ミチランダム)」
この作品の原作は私にとっての生きるバイブルです。アニメも声優陣がとてもいいですね。演者たちもこの作品のファンだとか。正直これも話数を選ぶのに手間取りました。最後には、これまでの積み重ねが一番凝縮されたこの回を選びました。人格入れ替わり、欲望解放、時間退行と3つの試練を乗り越えてきた文研部の5人。その中でも常にみんなの中で明るく立ち居振舞う永瀬伊織が今回の感情伝導で大きく影響を受けます。自分自身の中に眠る様々な人格とそのコントロールから解放された時、彼女に与えられたのは「絶望」でした。それらは仲間の思いやる感情に当てらることによってより深くもなりましたが、最後には「自由」への「希望」へとその姿を変えていきました。この回と次の最終回前半ではこれまでの心の機微を追うだけではなく、自由...永瀬伊織にとっての自由とは何であるのか、という問に正面から向き合っています。
⑩アイドルマスターシンデレラガールズ第25話 「Cinderella Girls at the Ball.」
最後に選んだのはこれです。夢と希望、そしてその輝きを持って私たちを照らし続けてくれている作品。アイドルとは何なのか。それは前作のアイドルマスターでも問われていたものでした。シンデレラガールズでは普通の女の子たちが如何にしてお城の階段をのぼり、輝きを得て、いや、見出していくのかということが丁寧に紡がれていきます。前の24話も本当に素晴らしいのですが、あえて25話を選んだのは、すべてを力強く乗り越えた彼女たちが次のステージへと進んで行く、魔法はもしかしたら解けたのかもしれないけれど、そこに終わらない新たな世界が待ち受けているという希望と不安、そしてそれらもきっと乗り越えていけるだろう、という一種の連関定則、成長プロセスの不変性と彼女たちの実在感を私たちに訴えかけてくれたからです。ここでいう実在感が意味するのは、彼女らの存在がそもそも生き生きとし、本物として捉えられるのはもちろん、そのことによって私たちが当事者としてその物語に関与できる、ということ指していると私はしたいです。アイドルとは何なのでしょうか。
【選び終わって】
10作品を選ぶなかで今回特にテーマは設けませんでしたが、振り返ってみると、人間ドラマが好きなんだなぁと改めて思うことができました。現実世界で生きる私たちが、その心に少しの勇気や肯定感といった希望の灯火を持つことができたり、辛い時に共感や代弁してくれる寄り添ったものになってくれることもありますよね。アニメを通じて、私は改めて自分の理想が何なのであるのか問い直したいと思いました。
企画をしてくれたぎけんさんに感謝いたします。
Takashi @real_tenshi
更新
フリーツイキャスで話題について語る1
2
3:コラボwith虎猫さん
4:明日のナージャなど
http://unmake.blog133.fc2.com/blog-entry-406.html
さて、「作品としてはベストに選ばないけど」の下りは守られていないかもしれませんが、とにかく今の自分がこれ!というものを掲載させていただきたいと思います。
①さくら荘のペットな彼女#23 「卒業式」
鴨志田一/アスキー・メディアワークス/さくら荘製作委員会
脚本:岡田麿里 絵コンテ:いしづかあつこ 演出:池端隆史
岡田麿里という人を始めて意識した作品です。原作との違いが一時期論争にあがりましたね。いずれにしてもこの卒業式は何度観ても涙なしに観ることが出来ません。第1話からずっと積み上がってきたさくら荘の記憶が確かなものが形となって花開く。そして個人的にはそれ以上に上井草美咲という人の苦悩と歓喜を前面に押し出した答辞のシーンは空太たちとともに号泣。積み上がった超青春ドラマの一つの形を彼らによって全面に見せられ、刺激を受けます。
②まおゆう魔王勇者第九章 「わたしは“人間”だからっ」
2013 Touno Mamare/PUBLISHED BY ENTERBRAIN,INC./Projectまおゆう
絵コンテ:下田正美 演出:小柴純弥
まおゆうを知る人なら言わずと知れた有名な人間宣言のシーンです。私は原作からこのアニメを知ったのですが、とても大きな歴史観の中から世界の動向と人々の営みが語られます。このままその世界の歴史を語り継いでいくのかと思いきや、メイド姉の密かに積み上がってきていた感情からの人間宣言。ドイツ文学でいうゲーテの前時代、レッシングを想起させられました(大学時代にドイツ文学を専攻していたので)。「わたしは"人間"だからっ!」宗教の壁、歴史の壁をも人々は乗り越えることができるのだなと。。そして自由への意志。この時代を生きる人々にとっての自由とは何であったのか、そしてその後に何になりうるのか。とても重要な考えだと思います。そしてこの大きな事件すら歴史の転換点の一つとして捉える、雄大な叙事詩「まおゆう魔王勇者」は本当にすごい。原作読み進めなきゃ。
③ソ・ラ・ノ・ヲ・ト第12話 「蒼穹ニ響ケ」
Paradores・Aniplex/第1121小隊
絵コンテ・演出:神戸守
正直に言いますと、これがベストではないけれど…のコンセプトに反しています(笑)。全話数がベストエピソードではあるのですが、あえてひとつを選ぶとしたら、@shirooo305 さんの選択と重複もしますが第12話です。語り口は本当に様々にあるのですが、私見としては音楽というものが持つ本質的な意味と力を唯一真っ向から示してくれた作品として最高の話数であり作品だと思っています。あえてこの写真(戦争をしなくていいんだ!と敵兵も喜んでいる)を選んでいるのは、砦の乙女たちの物語だけではなく、一つの大きな人間讃歌の作品であると言いたいからです。
④らき☆すた第22話 「ここにある彼方」
美水かがみ/らっきー☆ぱらだいす
脚本:賀東招二 絵コンテ・演出:高雄統子
この写真だけでこの作品のこの話数を選びました。この話数の後半はこなたの家族について描かれているのですが、今までの作風を否定することなく、しかし他とは大きく一線を画すコンテ、演出、色彩設計、陰影、カット割り...え、らき☆すたってこんな作品だっけ!?と初見の時のインパクトはとても大きかったです。ここで初めてこなたをはじめ、彼女の家族に対して生命の息吹が宿ったのではないかと思っています。最後はギャグで締めるあたり安定安心のオチで崩されることなく作品として成立はしていますが、普通の監督だったらここから作品の方向性をグッと変えざるをえなくもなるのではないかと心配するくらいにすごいと思いました。
⑤エルフェンリート13話 「不還(ERLEUCHTUNG)」
岡本倫/集英社・VAP・ GENCO
絵コンテ・演出:神戸守
エルフェンリートも、もはや何がすごいのか思い出せないくらいにすごい作品です(笑)。よくエログロとも言われますが、これほどまでに生きることと向き合った作品はないのではないでしょうか。少なくとも死の視点から。この13話は鞍馬博士の物語の完結とルーシーの救済が描かれています。最後のワンシーンまで本当に目が離せない。典型的な構造かもしれませんが、世界を破壊しうる力を持つ少女がもはやどうすることもできないなかで、神戸守(監督)という人はコウタ(主人公)に胸を預け、感情グチャグチャのままでも「許す」という本能と理性とそれから解き放たれた選択をさせた...このシーンにものすごく人間の限界を突き抜けた解放と、作中に背負ってきたルーシーのすべての罪を赦すという救済を与えたのは、なんだか本当に嬉しかった記憶が思い出されます。。
⑥AIR最終話 「そら〜air〜」
VisualArt's/Key/翼人伝承会
絵コンテ・演出:石原立也
これまで久川綾さんというとセーラーマーキュリーのイメージが根強くあったのですが、この作品で覆されました。特に最終話であるこの話数は本当に名演でした。私は作品の良し悪しを自分なりに考える時、あまり声優で選ぶことはないのですが、これは脚本と声優久川綾さんの演技がもはやすべてと言っても個人的には過言ではないかと思っています。この話数の最初から最後まで、ぜひ彼女の演技とドラマに注目してください。
⑦やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。続第8話 「それでも、比企谷八幡は。」
渡 航、小学館/やはりこの製作委員会はまちがっている。続
脚本:大知慶一郎 絵コンテ:RoydenB 演出:岩崎光洋
きました、オレガイル続。これ以降の話数に関しては原作も含めて少し疑問を呈したいところもあるのだけれど、ここは今回の選択に外せないかなと思いました。彼はようやく本物という言葉と出会い、触れ、希望の光の一筋を見つける。どんな人にもそこに道はある。あとは、どう歩むか、歩みたいかだけなんだと思う。最後まで彼らの心の揺れ動きを丁寧に紡いでいってほしかった。
⑧響け!ユーフォニアム第十回 「まっすぐトランペット」
武田綾乃・宝島社/『響け!』製作委員会
絵コンテ・演出:山村卓
中川先輩です!私は彼女にとても肩入れしています。それは、今までアニメのキャラクターとしてははっきりとは描かれてこなかった、普通の流されやすい、目立たないけど気の優しい人を丁寧に描いてくれたから。彼女の青春もとても大切なものなんです。優しく描いてくれてありがとうという言葉しか出てきません。彼女の存在は久美子だけではなく、私たち視聴者にもちょっとした勇気と優しさを与えてくれます。
⑨ココロコネクト#16 「覚悟と氷解(ミチランダム)」
庵田定夏/KADOKAWA エンターブレイン刊/私立山星高校文研部
絵コンテ:金崎貴臣 演出:黒川智之
この作品の原作は私にとっての生きるバイブルです。アニメも声優陣がとてもいいですね。演者たちもこの作品のファンだとか。正直これも話数を選ぶのに手間取りました。最後には、これまでの積み重ねが一番凝縮されたこの回を選びました。人格入れ替わり、欲望解放、時間退行と3つの試練を乗り越えてきた文研部の5人。その中でも常にみんなの中で明るく立ち居振舞う永瀬伊織が今回の感情伝導で大きく影響を受けます。自分自身の中に眠る様々な人格とそのコントロールから解放された時、彼女に与えられたのは「絶望」でした。それらは仲間の思いやる感情に当てらることによってより深くもなりましたが、最後には「自由」への「希望」へとその姿を変えていきました。この回と次の最終回前半ではこれまでの心の機微を追うだけではなく、自由...永瀬伊織にとっての自由とは何であるのか、という問に正面から向き合っています。
⑩アイドルマスターシンデレラガールズ第25話 「Cinderella Girls at the Ball.」
BNEI/PROJECT CINDERELLA
脚本:高橋龍也 絵コンテ:鈴木健太郎 高雄統子
演出:鈴木健太郎 矢嶋武 益山亮司 岡本学 原田孝宏 高雄統子
最後に選んだのはこれです。夢と希望、そしてその輝きを持って私たちを照らし続けてくれている作品。アイドルとは何なのか。それは前作のアイドルマスターでも問われていたものでした。シンデレラガールズでは普通の女の子たちが如何にしてお城の階段をのぼり、輝きを得て、いや、見出していくのかということが丁寧に紡がれていきます。前の24話も本当に素晴らしいのですが、あえて25話を選んだのは、すべてを力強く乗り越えた彼女たちが次のステージへと進んで行く、魔法はもしかしたら解けたのかもしれないけれど、そこに終わらない新たな世界が待ち受けているという希望と不安、そしてそれらもきっと乗り越えていけるだろう、という一種の連関定則、成長プロセスの不変性と彼女たちの実在感を私たちに訴えかけてくれたからです。ここでいう実在感が意味するのは、彼女らの存在がそもそも生き生きとし、本物として捉えられるのはもちろん、そのことによって私たちが当事者としてその物語に関与できる、ということ指していると私はしたいです。アイドルとは何なのでしょうか。
【選び終わって】
10作品を選ぶなかで今回特にテーマは設けませんでしたが、振り返ってみると、人間ドラマが好きなんだなぁと改めて思うことができました。現実世界で生きる私たちが、その心に少しの勇気や肯定感といった希望の灯火を持つことができたり、辛い時に共感や代弁してくれる寄り添ったものになってくれることもありますよね。アニメを通じて、私は改めて自分の理想が何なのであるのか問い直したいと思いました。
企画をしてくれたぎけんさんに感謝いたします。
Takashi @real_tenshi
更新
フリーツイキャスで話題について語る1
2
3:コラボwith虎猫さん
4:明日のナージャなど
フリーのツイキャスまとめ [animation]
第1回 様々なアニメをごちゃまぜに語る
続きはこちら
http://twitcasting.tv/real_tenshi/show/6
第2回 アイマス聖地巡礼withかたらささん
続きはこちら
http://twitcasting.tv/real_tenshi/show/5
第3回 シェルノサージュについて
続きはこちら
http://twitcasting.tv/real_tenshi/show/5
第3.5回 高雄統子とハルヒを語る
続きはこちら
http://twitcasting.tv/real_tenshi/show/4
第4回 ハルヒについて
続きはこちら
http://twitcasting.tv/real_tenshi/show/4
第5回 ソラノヲト&アイマス withカズバチョフ&ヨッシー
続きはこちら
http://twitcasting.tv/real_tenshi/show/3
第5.5回 橘ありす生誕祭キャス
第6回 デレステの録画方法
続きはこちら
http://twitcasting.tv/real_tenshi/show/2
第7回 ジブリやナウシカ他
続きはこちら
http://twitcasting.tv/real_tenshi/show/2
第8回 テガミバチについて
第9回 アイマストークwithかたらささん
つづきはこちら(最終的にはコラボが6人になります カズバチョフ・かたらさ・ヨッシー・虎猫・ハヤブサ)
http://twitcasting.tv/real_tenshi/show/1
第10回 最近の振り返り
つづきはこちら
http://twitcasting.tv/real_tenshi/show/0
第11回 ミリマス志保・星梨花プロデューススタート
つづきはこちら
http://twitcasting.tv/real_tenshi/show/0
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第2回 アイマス聖地巡礼withかたらささん
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第3回 シェルノサージュについて
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第3.5回 高雄統子とハルヒを語る
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第4回 ハルヒについて
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第5回 ソラノヲト&アイマス withカズバチョフ&ヨッシー
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第5.5回 橘ありす生誕祭キャス
第6回 デレステの録画方法
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第7回 ジブリやナウシカ他
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第8回 テガミバチについて
第9回 アイマストークwithかたらささん
つづきはこちら(最終的にはコラボが6人になります カズバチョフ・かたらさ・ヨッシー・虎猫・ハヤブサ)
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第10回 最近の振り返り
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第11回 ミリマス志保・星梨花プロデューススタート
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ココロコネクトオフ&聖地探訪 [animation]
アウトライターズ・スタジオ・インタビュー 第45回 「Takashiさん」 [animation]
Twitterのぎけんさん( @c_x )の企画であるインタビューに参加させていただきました。
本ページはこちら
http://unmake.blog133.fc2.com/blog-entry-305.html
ここでも許可をいただき、内容を掲載したいと思います。
企画に参加されたい方はご連絡( @real_tenshi )いただければおつなぎいたします。
▼アニメを好きになったきっかけを教えてください。
中学時代
それまで勧善懲悪というものになんとなくの違和感を感じていた時、母からロードス島戦記の第1巻をもらったこと。
そこに登場する「灰色の魔女カーラ」の価値観に触れて、ロードスの世界に一気にのめり込んだ。
また、このことから「読書をしなければならない」という強迫観念にも苛まれていたので、それを「ライトノベルス」という当時言葉を獲得した新たなジャンルで補っていくという循環が生まれました。スレイヤーズやロードス島戦記からアニメに入っていき、気がつけば「アニガメ・パラダイス」「超機動放送アニゲマスター」「ドリカン」と、アニラジの世界へ。これが加速装置となって、一気にアニメや声優への世界観を深めていった。(後から知ったが、母も声優ファンであった。)
27歳から
自分の人生の転換期でもあった27歳の頃、偶然「涼宮ハルヒの憂鬱」と出逢ったこと。
高校時代からは吹奏楽部に明け暮れ、その後もしばらくアニメとのディープな関わりはなくなっていく。20代というのはとにかく躍起で、物事に対して善悪の判断をし、それを無意識的にでも他者へも強要し、アクティブに活動を展開できていた面と空回りしていた両面を持っていました。そんなある夜中、ひたすら譜面を製本するという作業中にインターネットを通じてハルヒと出逢った。それまでアニメへの印象というのは、あまり良くなく、躍起になっていたこともあり、見る価値もない作品ばかりだ、と思っていました。ハルヒはそんな蔑んでいた自分でも食い入るように観入ってしまった作品。いったい何なんだこれは!と。早速原作を買い、一気に読破してから何度も何度も繰り返し、視聴し、映画もリアルタイムではなかったけれど繰り返し視聴しました。私自身の好奇心のルートはそこに関わった「人たち」にあるので、京都アニメーションへと興味関心が移行していったのは造作もないことでした。
(補足:23歳から25歳頃まで、ひたすらに宮崎駿、高畑勲、鈴木敏夫の思想を追いかけてはいた)
▼好きなアニメ作品を教えてください。
アイドルマスターシンデレラガールズ マイマイ新子と千年の魔法 (2016.1時点)
▼好きな作品の中から1つ選んで、好きな理由を教えてください。
アイドルマスターシンデレラガールズ
私が現在追いかけているアニメ家、高雄統子さんが監督として手がけたテレビシリーズであること。
その他理由多数。
▼主に作品のどういう部分に注目しますか?
人-コミュニティー-社会の在り方の描写。
▼あなたにとってアニメとは?
人生伴侶の一人。
時期によって細かい役割は若干異なる気がしています。
2013年は刺激と喚起
2014年はメディエーター
2015年は伴奏者
2016年はわかりませんが、アニメを通じて多くの方と知り合えたので「コミュニティー」になっていくかもしれません。
▼感想(考察)を書こうと思ったきっかけを教えてください。
もともと自己表現が好きであることと、アニメを観ていると言いたいことが溢れてくる感情の整理です。
▼感想(考察)を通して何を伝えようとしてますか?またどう伝えようとしてますか?
Twitterや感想ブログに関してのコンセプトは「自由」です。自身の整理の役割が根幹にあるので、伝えようと思っていることは特には意識していません。気をつけていることは「肯定する」ことです。
考察ブログに関しては、「アニメを通じた人の生き様と私たちの生き方」です。意識することは「シンプルであること」。
また、非常に難しく、またハードルも高いのですが、今後は評論もしていけたらと考えています。
▼あなたにとって感想(考察)とは?
自己表現と振り返りです。
▼ブログを書く場合、構想?日、実際に書く?時間、書いている時間に遊んでしまうことはよくある?
Twitter:即興/1ツイートにつき3分ほど
感想ブログ:数分/30分−2時間
考察ブログ:数時間
評論:数日〜数週間(未定)
書き始めるまでが長く、遊ぶことはありますが、始まるとその作業に熱中します。
▼好きなキャラ・制作会社・スタッフを3つ(3人)ずつお願いします。
▼キャラクター
・空見彼方(ソラノヲト)
・佐々木(涼宮ハルヒシリーズ アニメ未登場)
・藤島麻衣子(ココロコネクト)
キャラクターへの移入に関しては、ココロコネクトシリーズ全員と、アニメではなくゲーム「アルトネリコ・サージュコンチェルトシリーズ」が強い。
▼会社
京都アニメーション
A1ピクチャーズ
スタジオぴえろ
▼スタッフ
高雄統子さん
片渕須直さん
石原章弘さん
(ゲームを含めてよければ、土屋暁さん)
▼影響を受けたブロガーと読んで影響を受けた記事を教えてください。
えるる @erukuma さん (らき☆すた関連 地域に密着して書かれています)
kato19 @id_kato_19 さん (アニメの著作権関連について学ばせていただきました)
正宗 @mstk69 さん (内容が濃いことと、趣味の合致)
他多数。聖地巡礼の方々のブログにも影響を受けました。
▼BD・DVD以外に購入するものは?(イベント参加可)
現在はあまりありませんが、音楽CDなど。
▼あなたが感想を書いていくためのモチベーションは、どこから湧いてきますか?またモチベーションを維持する方法など
その作品をとにかく「すごい!」と感じるところです。維持する方法は意識していませんが、Twitterやオフ会などを通して他の方々から刺激や示唆を受けることが多いですね。
▼宣伝・アピール欄
2016年はいろんな方とお会いできるのを楽しみしています。
興味を持たれた方はお茶でも、遊びでも、オフ会でも気軽にやりましょう。
・ インタビューにご協力頂きありがとうございました
本ページはこちら
http://unmake.blog133.fc2.com/blog-entry-305.html
ここでも許可をいただき、内容を掲載したいと思います。
企画に参加されたい方はご連絡( @real_tenshi )いただければおつなぎいたします。
▼アニメを好きになったきっかけを教えてください。
中学時代
それまで勧善懲悪というものになんとなくの違和感を感じていた時、母からロードス島戦記の第1巻をもらったこと。
そこに登場する「灰色の魔女カーラ」の価値観に触れて、ロードスの世界に一気にのめり込んだ。
また、このことから「読書をしなければならない」という強迫観念にも苛まれていたので、それを「ライトノベルス」という当時言葉を獲得した新たなジャンルで補っていくという循環が生まれました。スレイヤーズやロードス島戦記からアニメに入っていき、気がつけば「アニガメ・パラダイス」「超機動放送アニゲマスター」「ドリカン」と、アニラジの世界へ。これが加速装置となって、一気にアニメや声優への世界観を深めていった。(後から知ったが、母も声優ファンであった。)
27歳から
自分の人生の転換期でもあった27歳の頃、偶然「涼宮ハルヒの憂鬱」と出逢ったこと。
高校時代からは吹奏楽部に明け暮れ、その後もしばらくアニメとのディープな関わりはなくなっていく。20代というのはとにかく躍起で、物事に対して善悪の判断をし、それを無意識的にでも他者へも強要し、アクティブに活動を展開できていた面と空回りしていた両面を持っていました。そんなある夜中、ひたすら譜面を製本するという作業中にインターネットを通じてハルヒと出逢った。それまでアニメへの印象というのは、あまり良くなく、躍起になっていたこともあり、見る価値もない作品ばかりだ、と思っていました。ハルヒはそんな蔑んでいた自分でも食い入るように観入ってしまった作品。いったい何なんだこれは!と。早速原作を買い、一気に読破してから何度も何度も繰り返し、視聴し、映画もリアルタイムではなかったけれど繰り返し視聴しました。私自身の好奇心のルートはそこに関わった「人たち」にあるので、京都アニメーションへと興味関心が移行していったのは造作もないことでした。
(補足:23歳から25歳頃まで、ひたすらに宮崎駿、高畑勲、鈴木敏夫の思想を追いかけてはいた)
▼好きなアニメ作品を教えてください。
アイドルマスターシンデレラガールズ マイマイ新子と千年の魔法 (2016.1時点)
▼好きな作品の中から1つ選んで、好きな理由を教えてください。
アイドルマスターシンデレラガールズ
私が現在追いかけているアニメ家、高雄統子さんが監督として手がけたテレビシリーズであること。
その他理由多数。
▼主に作品のどういう部分に注目しますか?
人-コミュニティー-社会の在り方の描写。
▼あなたにとってアニメとは?
人生伴侶の一人。
時期によって細かい役割は若干異なる気がしています。
2013年は刺激と喚起
2014年はメディエーター
2015年は伴奏者
2016年はわかりませんが、アニメを通じて多くの方と知り合えたので「コミュニティー」になっていくかもしれません。
▼感想(考察)を書こうと思ったきっかけを教えてください。
もともと自己表現が好きであることと、アニメを観ていると言いたいことが溢れてくる感情の整理です。
▼感想(考察)を通して何を伝えようとしてますか?またどう伝えようとしてますか?
Twitterや感想ブログに関してのコンセプトは「自由」です。自身の整理の役割が根幹にあるので、伝えようと思っていることは特には意識していません。気をつけていることは「肯定する」ことです。
考察ブログに関しては、「アニメを通じた人の生き様と私たちの生き方」です。意識することは「シンプルであること」。
また、非常に難しく、またハードルも高いのですが、今後は評論もしていけたらと考えています。
▼あなたにとって感想(考察)とは?
自己表現と振り返りです。
▼ブログを書く場合、構想?日、実際に書く?時間、書いている時間に遊んでしまうことはよくある?
Twitter:即興/1ツイートにつき3分ほど
感想ブログ:数分/30分−2時間
考察ブログ:数時間
評論:数日〜数週間(未定)
書き始めるまでが長く、遊ぶことはありますが、始まるとその作業に熱中します。
▼好きなキャラ・制作会社・スタッフを3つ(3人)ずつお願いします。
▼キャラクター
・空見彼方(ソラノヲト)
・佐々木(涼宮ハルヒシリーズ アニメ未登場)
・藤島麻衣子(ココロコネクト)
キャラクターへの移入に関しては、ココロコネクトシリーズ全員と、アニメではなくゲーム「アルトネリコ・サージュコンチェルトシリーズ」が強い。
▼会社
京都アニメーション
A1ピクチャーズ
スタジオぴえろ
▼スタッフ
高雄統子さん
片渕須直さん
石原章弘さん
(ゲームを含めてよければ、土屋暁さん)
▼影響を受けたブロガーと読んで影響を受けた記事を教えてください。
えるる @erukuma さん (らき☆すた関連 地域に密着して書かれています)
kato19 @id_kato_19 さん (アニメの著作権関連について学ばせていただきました)
正宗 @mstk69 さん (内容が濃いことと、趣味の合致)
他多数。聖地巡礼の方々のブログにも影響を受けました。
▼BD・DVD以外に購入するものは?(イベント参加可)
現在はあまりありませんが、音楽CDなど。
▼あなたが感想を書いていくためのモチベーションは、どこから湧いてきますか?またモチベーションを維持する方法など
その作品をとにかく「すごい!」と感じるところです。維持する方法は意識していませんが、Twitterやオフ会などを通して他の方々から刺激や示唆を受けることが多いですね。
▼宣伝・アピール欄
2016年はいろんな方とお会いできるのを楽しみしています。
興味を持たれた方はお茶でも、遊びでも、オフ会でも気軽にやりましょう。
・ インタビューにご協力頂きありがとうございました
アニメ業界の変革構想(まだ妄想) [animation]
アニメから業界を、アニメから社会をより良くしていきたいと心から思う。今はまだ自分自身のことで手一杯。でも賛同してくれる人がいたら一緒にやっていく。妄想はいくらかあるから少しずつ形に残しておこうかな。
マイノリティーでもたしかな一つの会社を回し、そこから自社後進の育成はもちろん、小学生からの若者に対して、アニメを普通の習い事の一つに落とし込んでいく。各人の底上げと感性を育みながら、大学やNPOと組んで育成業界の刷新を図りつつ、労働局にも働きかけて業界の透過性を図る。
また質の高い職業人たちはその後進が育ってくるのをみてから、海外へ、或いはアニメ留学制度を整えるなどしてグローバル化と経済循環を促す。
マスメディアと組むかどうか、そして組むとしたときの時期はどうするのかは要検討材料。そして、出来ればこれらは今から早い時期に動き始めた方がいい。傷が深まる前、そして日本アニメ界を創り上げてきた御人たちが動けるうちに。
マイノリティーでもたしかな一つの会社を回し、そこから自社後進の育成はもちろん、小学生からの若者に対して、アニメを普通の習い事の一つに落とし込んでいく。各人の底上げと感性を育みながら、大学やNPOと組んで育成業界の刷新を図りつつ、労働局にも働きかけて業界の透過性を図る。
また質の高い職業人たちはその後進が育ってくるのをみてから、海外へ、或いはアニメ留学制度を整えるなどしてグローバル化と経済循環を促す。
マスメディアと組むかどうか、そして組むとしたときの時期はどうするのかは要検討材料。そして、出来ればこれらは今から早い時期に動き始めた方がいい。傷が深まる前、そして日本アニメ界を創り上げてきた御人たちが動けるうちに。