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とあるマルザンナのココロの旅 ポーランド編⑥アウシュビッツへ...しかし [アルトネリコ・サージュコンチェルト]

地上へ

さて、、一気に地上へ一気に出ることとした、と先述したが、レストランのところちょっとくらいのところにエレベーターがあって一気に出られると思っていたのは大間違いであった。。

昼食を平らげた後、引き続きのツアーに参加する列とエントランスに向かう列があったので迷わずエントランスに向かう列へと並んだ。おそらくこの先にエレベーターがあるのだろうと。このとき時間は12時ちょっと前。予定では12:30にヴィエリチカを出る予定で組んでいるので余裕だろうと。

まもなく進む案内がされ、8人ずつ歩みを進めていく。5分ほど歩いてもエレベーターに着かない。まあだいぶ奥まで潜ったからそれなりに距離もあるのだろう。時間は大丈夫。

さらに3分ほど歩くと案内してくれていた男性が急に広間に立ち止まってレクチャーを始めた。たしかに、そこは展示物のあるスペースだった。石器時代の土器や武器など展示されていたので帰り道のおまけ程度のものかなと流れにそって見学をする。しかしここからガイドツアーが始まり、さらに30分は経過したところでようやくエレベーターまでたどり着いた。

時間は12:35になっていた。orz…。移動は2時間だからまあ何とか大丈夫だろうと、しかし少しは焦りつつ地上へと出た。見知らぬ土地ではよくあること、ということで一応はこういう事態も想定はしているので、事前の予定ではアウシュビッツに予定の1時間前には到着で組んでいたのだ。まあこれまで特に海外の一人旅では色々とあったので、それらの経験が多少なりは役に立っているのかもしれない。
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さて、地上に出たのはいいが、出た場所は最初に入場したポイントとは全く別のかなり離れたポイントであった。うぇぇぇぇ、ここどこやねん!いくら少し余裕があるとはいえ、このままでは余裕貯金を使い果たしてしまいそうだった。どっちへ進めばいいかもわからなかったので急いで地図を探し、道ゆくスタッフなどに出口を聞く。売店の近くなどは幸いWi-Fiが入ったので、地図で確認をしつつ元きたバス停へ何とかたどり着くことができた。

観光地なのでそれなりにバスや電車があることは調べていた。が、先述している通り、電車は工事の関係で1日の本数が激減しているのである。時間は大体13時。次の電車は、、14:15。電車ならクラクフまで20分程度だが、バスは40分かかる。

仕方なくバス停で時間を確認すると13:15に来る。ちょうどよかったので時間を気にしつつもそれに乗車をし、駅まで戻ることができた。何というか、改めて思ったが、日本の観光地というのはちゃんと来たところまで戻ってくる丁寧な設計になってるんだなぁと大痛感した。EUの観光地も普通のものであればそうだが、自然物に関する観光はそういえば初めてだったかもしれない。ヴィエリチカ岩塩坑もホームページで見る限り、出口がかなり離れている、という印象はなかったので油断はした。


クラクフ中央駅からオシフィエンツィム(アウシュビッツ)へ
バスは混雑をしていたのでほとんど立ちっぱなしであったが有無は言っていられない。14時には駅に到着し、アウシュビッツまではバスで1時間半。うはぁ。ギリギリ。。。まあ10分くらいの遅刻であればギリギリツアーに合流できるかもしれない。バスを探す時間を無駄にしないよう、すぐにinfoへと駆け込み「オシフィエンツィエム ミュージアム」行きのバスを聞いた。これはポーランド在住でブログの情報発信をしているAyakaさんが、こう聞くとわかりやすいだろうと自身のブログで書いていたので参考にした。
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14時のバスに乗車は叶わなかったが、14:10のバスには乗れた。予定していた観光バス的な大型バスではなく、ワゴンを少し大きくしたくらいのプライベートバス?に乗車する。車内はこれもまた混み合っていて一人がやっと通路に立てるくらいの狭さであり、満席でまたしても座れなかった。ヴィエリチカの地下レストランで余裕をぶっこいて昼食を食べていたとき以来一切座れていなかったのでさすがに疲れはあったが、仕方がない。

狭い、暗い、狭い、暗い、暑い。カーテンも締め切っている。冷房は効いてるのかよくわからない。汗の匂いが出ないように気を使いつつ、でもつかまってないと揺れがパないのでもう色々シンドかった。でもこれを抜ければアウシュビッツにつけるんだ!とジャパニーズガマンを見せつけながら(謎)1時間は立ったまま乗車していた。客の出入りもシンドイ。何でこんな狭いワゴンもどきのバスで出入りするんや(涙)。

1時間の立身乗車を終え、ようやく座れることに。バスのおっちゃんもかっ飛ばしてくれてるし、予定通りの時間配分なら10分の遅刻でツアーも飛び込みで交渉すれば何とかなるだろう、と座れた安堵感もありココロを落ち着けた。

バスに乗車をし1時間半が経った。バスは一向に「オシフィエンツィム」に着く気配はない。一応バスに乗り込むときに運転手のおっちゃんに「オシフィエンツィエム ミュージアム?」と聞いて、「イエス」ともらった。間違いではないはずなのだ。。座るとカーテンを開けて外の様子を見ることができたので、街の看板を探し、確認をするとオシフィエンツィムまであと30kmとあった。そのときに通過していた街の名前はたしかシヴィエツ。世界の歩き方で位置を確認するとオシフィエンツィムの南部に位置する。。って、めっちゃ通り過ぎてるやん!どうやら迂回をしながら最終的にオシフィエンツィムへと至るらしい。

バスの中も乗客がほとんど降りてしまい、引き続き田舎道を快速にかっ飛ばすおっちゃん。せっかくなので近くの座席まで行き、あとどれくらいで着くのか英語で聞いてみた。一応は通じた様子で、大体30分くらいだと。時刻は15:40。オワタ。。。さすがにツアーに1時間以上も遅刻では途中参戦できないだろう。現地に着いたらその時間のツアーが取れるか確認をするしかない。ただ、この日の宿のことを考えると、そのツアーさえ途中抜けしないと厳しい。なぜならば、わざわざ一風変わった郊外にある修道院の宿泊施設を取っていたからだ。最悪今からでも街中の適当なホテルを予約することもできるので、可能ならアウシュビッツを優先して、そうしようと密かにドキドキするココロに決めた。



16:15オシフィエンツィムミュージアム到着

考えや感情を整理するには十分すぎる時間があったのでもはや清々しかった。

アウシュビッツに着いたぞー!と。最初から最後までかっ飛ばし続けた運転手のおっちゃんに「ヂィェンクイン バルゾ」と覚えたてのポーランド語ありがとうを伝え、清々しく意気揚々とやけくそ気味にバーンと降り立った。行ってやるしかねぇ。ミュージアム直通の大型路線バスはミュージアムの目の前に到着するようだが、こちとらプライベートバスのバス停からは10分くらいは歩いただろうか。
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チケットセンターに到着したのはおよそ16:30。そこで目撃した光景は・・・アイマス物販列かよ!とツッコミを入れたくなるような長蛇の列。
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様子を伺ったところどうやら当日券で入れそうなのは18時頃の回にギリギリ混ざれるかどうか。一か八かでinfoや入場ゲートの係員、近くをウロウロしていた警備のおっちゃんなどに「15:30からのツアーを予約したんだが、途中からでもいいので参加できないか」と予約表を見せながら聞いてみた。

なんと・・・!と期待したかったが、ここはEU。やはり八だった。もちろん粘ったが、無理なもんは無理。適当な自販機でSpriteを買ってグビグビプハーをやりつつどうしたもんかと考える。仮に18時のツアーに参加できたとして、終わるのは21:30。クラクフの街に戻ると23時。現状の修道院の宿はチェックインが21時で22時には閉門してしまう。ホテルズドットコムでクラクフ市内のこの日の宿を探してみると、一応六千円くらいであるにはあった。でも今から並んで18時に確実に入れる確証はない。正直ヘトヘトでもある。さて。
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この日は諦めて翌日の日程の中で調整できたらしようと考え、先のAyakaさんのブログにもあったオススメの大型観光バス「アイコック」に乗って駅への帰路へと着いた。アウシュビッツ滞在時間、約30分。入り口のモニュメントとチケットセンターの列を見て終了。
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それにしてもこの日は予約もたくさん入っていたはずなのに当日券にどうしてこんなにも並んでいるのか、この並んでいる人たちは入れるのか急に気になったので聞いてみた。気になったのはその場で明日の予約をネットでしようかと思っていたが、1週間先まで無理だったからだ。

スタッフに聞いてみると、実際に1ツアーにつき予約者が半分、当日券が半分とのことだった。うーんなるほど。明日の朝イチで来れば有意義に1日を使えるのかもしれない。予約で払った60zlは情報量と、追って書くだろうポーランド本のオチとしての先行投資だと思うことにしよう。でなきゃやってらんねぇ、と帰路のバスの中で自身を慰めたのであった。ちなみにこのバスはぴったりと1時間半で駅に着いた。(うおおおい!)
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