聲の形を初見通読してみた感想 [京都アニメーション/京マスオフ]
全巻買って以来積ん読になっていた聲の形を一気に読んだ。ドラマというよりは人間模様。諸々の経験知から最後まで冷静に読んだ。映画審査員たちの評価をこの作者にリフレクトしたらどう受け答えるのかが興味ある。
作家が新人ぽく感じる点は何かと考えたときに、事象が物語を構成する上での要素や文脈に感じることがあったことかも。素人の私見。結局何が言いたいのか私はよくはわからなかった。掘り下げた先にあるものが何であったのか。
この作品は、今までの殻をやぶる山田さん京アニの挑戦的な作品になるのかとも思ったけれど、少なくとも映像の観点から言えば延長線だったかなというのが正直なところ。もちろん挑戦的な課題要素はたくさんあるけれど。あとは、脚本次第だろう。
ユーフォで突き破ると思い見ていた先にあったものは個人的には期待していたものではなかった。もちろん突き破ったものも多々ある。結局モノとしてはいいけれど、理念としてはあの環境が返ってマイナスになることもあるのかもしれない。
決定的だったのはアニスタの小黒さんのインタビューをはぐらかしたところと撮監の暴走許容がターニングポイントだったのかなぁ。何となく個人的には卒業した感がある。
あの花と比較した場合に何が違うのかとも考えてしまう。人数が少し多い。
顔バツ意図をもっと活かすなら、最後全部受け入れようと決めてからのクラス内シーンをもう少し挿入しないと。構成力の問題かもしれないが、当初のアイデアがだんだんもたなくなってきてる感はあった。意図はあるにせよそのせいで上野に対するバツが言い訳にも感じ、後から仲間につけるバツも安くみえる。
ココロコネクトの場合はシンプル。その先にあるのは希望。だから安心してのめり込める。デレマスも笑顔。本質は何か。原点に帰する言葉は何か。それがあって解釈の幅は豊かなものになるはず。ソラノヲトは音。そこで娯楽だからという話も出るが、結局ジャンルではないというのが私的意見。
あそこまで印象づけたモブに対して最後どう責任をとっていく、運ぶのかが作家の真意にかかってくるところだとは思う。そこを前提に考えるとつかみあぐねてしまうバランス感だった。映画として構成していくのであればちょうど良いのかもしれないけれど、だからこそ脚本が今回重要になってくるだろうな。
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作家が新人ぽく感じる点は何かと考えたときに、事象が物語を構成する上での要素や文脈に感じることがあったことかも。素人の私見。結局何が言いたいのか私はよくはわからなかった。掘り下げた先にあるものが何であったのか。
この作品は、今までの殻をやぶる山田さん京アニの挑戦的な作品になるのかとも思ったけれど、少なくとも映像の観点から言えば延長線だったかなというのが正直なところ。もちろん挑戦的な課題要素はたくさんあるけれど。あとは、脚本次第だろう。
ユーフォで突き破ると思い見ていた先にあったものは個人的には期待していたものではなかった。もちろん突き破ったものも多々ある。結局モノとしてはいいけれど、理念としてはあの環境が返ってマイナスになることもあるのかもしれない。
決定的だったのはアニスタの小黒さんのインタビューをはぐらかしたところと撮監の暴走許容がターニングポイントだったのかなぁ。何となく個人的には卒業した感がある。
あの花と比較した場合に何が違うのかとも考えてしまう。人数が少し多い。
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顔バツ意図をもっと活かすなら、最後全部受け入れようと決めてからのクラス内シーンをもう少し挿入しないと。構成力の問題かもしれないが、当初のアイデアがだんだんもたなくなってきてる感はあった。意図はあるにせよそのせいで上野に対するバツが言い訳にも感じ、後から仲間につけるバツも安くみえる。
ココロコネクトの場合はシンプル。その先にあるのは希望。だから安心してのめり込める。デレマスも笑顔。本質は何か。原点に帰する言葉は何か。それがあって解釈の幅は豊かなものになるはず。ソラノヲトは音。そこで娯楽だからという話も出るが、結局ジャンルではないというのが私的意見。
あそこまで印象づけたモブに対して最後どう責任をとっていく、運ぶのかが作家の真意にかかってくるところだとは思う。そこを前提に考えるとつかみあぐねてしまうバランス感だった。映画として構成していくのであればちょうど良いのかもしれないけれど、だからこそ脚本が今回重要になってくるだろうな。
2016-02-14 15:48
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