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ロードス島とのちょっとした振り返り [読書/マンガ]

2014年は星的に言うと健弱な年みたいで、人生の中で一番省エネした年だと思います。
自己犠牲をいとわず社会のため、周りの人のために尽くすことはやはりカッコイイなぁと思いはするものの、個人的には違和感があって、ちょいと無理だな、ってことをお昼頃に聴いていたあるゲームのドラマCDから反芻。(カノイールの)
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僕はいろんな場所で「二項対立は好きではないです」と言ってる気がします。ハッキリ言えば、嫌いです。それはたぶん昔から本質的にそう直感していたもので、だからこそ中学時代、ロードス島戦記の正義の価値観、特に灰色の価値観(正義の唯一化を拒み、異なる正義の共立とバランスをとろうとし、ロードス島の恒久の平和を願う灰色の魔女カーラが歴史の裏舞台で暗躍)に強く共感したのだな、と振り返りました。

ロードス島戦記 灰色の魔女 ORIGINAL EDITION (角川スニーカー文庫)

ロードス島戦記 灰色の魔女 ORIGINAL EDITION (角川スニーカー文庫)

  • 出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店
  • 発売日: 2013/11/01
  • メディア: Kindle版


大学時代には、新ロードスシリーズが刊行されて、魔物を受け入れて暗黒の島を統率する前作後編に引き続く主人公の姿にも魅了されたなぁ。

新ロードス島戦記 序章―炎を継ぐ者 (角川スニーカー文庫)

新ロードス島戦記 序章―炎を継ぐ者 (角川スニーカー文庫)

  • 作者: 水野 良
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 2002/06
  • メディア: 文庫


つい最近まで、趣味としてアニメやゲームを少し強めにアピールしていた気がします。が、それは何となくそれらジャンルの地位向上が無意識的に意識されていたからのだなぁと、先日誰かと話してるときに気がつきました。本質的には、僕はジャンルはないものだ、と思っています。
「いいものはいい」「わるいものはわるい」と・・・

では、二項対立になるのでは、と思うかもしれないけれど、それがならないんですよ。それはあくまで自分自身の価値観に基づくものだから。そしてその価値観というのは、生まれ育った環境、先天的なものや後天的なものも含めて必然的に各個人において全く違ったものが醸成されるものだから。

自分の中では「これがいいに決まってる!」ってのはしょっちゅう思っているけど、それと同じように、他者の「これがいいに決まってる!」もあるはず。そのそれぞれの想いが強いほどそこにはストーリーがあるはずで、そのストーリーを共有するときに新たな価値観が生まれたり、感動があったり、気づきがあるんだと思います。

ジャンルはないとはいえ、あえてこのジャンルに肩入れをするのは、自分自身の中でとても存在が大きいし、本当に素晴らしい文化だと信じて疑わないから。でも他のものだって、きっとそういうのあるはずだよね。受け入れ合っていったら世の中もっと輝くと思います。
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