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週末の振り返り [振り返り/思考]

この週末は色々なことを考えさせられるものでした。
忘れないうちに少し振り返っておこうと思います。

▼土曜日
土曜はいつもの自由塾。第3週はPA(プロジェクトアドベンチャー)とし、関係性をはかるゲーム。
今回はバルーントロリー。見学のスタッフさんも含め、全員で盛り上がりつつ、振り返りをしました。
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少しずつ生徒達の壁はなくなりつつあるものの、まだまだ課題は多い。
日曜、月曜の想いにも繋がるのだが、クラス全体の目指す方向性の共有と、可視化必要だと感じます。
今後ビーイングの作成、展示をしよう。

ビーイング
スクリーンショット 2014-07-25 19.00.42.jpg
出典
http://www.pajapan.com/information/documents/mukimei-bing2010.pdf

▼日曜 選択方法の本質
いやはや…この本わかりやすいしめっちゃ勉強になるわ。。他の本を開く余裕がない。

多数決とジャンケン ~ものごとはどうやって決まっていくのか

多数決とジャンケン ~ものごとはどうやって決まっていくのか

  • 作者: 加藤 良平
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2006/08/18
  • メディア: 単行本


物事の決め方、それらの根本や本質を丁寧に小学生でもわかりやすいように書いてあって、本当に勉強になりました。まだ読み終わってないけれど、ちゃんと読み込みたい本です。

中野のガストで以上の本を読み、その後は無料講座でお世話になってるampsさんの講座へ。

▼人間教育
amps
http://amps-web.biz/taiken01.html

今回のテーマは「全身を描く」
講師は前回の「顔を描く」に引き続き、現役アニメーターで講師の小幡公春さん。

小幡公春
http://obatasensei.sakura.ne.jp/newpage1.html

何もわかっちゃいなかった。。それに気づかされたレッスンでした。

「自分が好きなことで社会貢献していく。これってものすごく幸せなことだと思うんですよね」小幡公春

最初の自己紹介のところでさりげなく言われていた。
人間主義の生命哲学を信条に、アニメ教育を通した人間教育が天命とした小幡さん

人間教育の先に社会貢献
人間教育の先に個人の幸福

僕がやりたいのは改めて、人間教育だったんだ、と思うに至りました。

また
「全体を俯瞰して、自分のイメージした通りにものを運べるのがプロ」小幡公春

逆説的に考えれば、これが出来なければプロではないということ。
多くの尊敬する先生や先輩達はやはり圧倒的にデザインする力が優れている。
教育においてこのことを常に意識して精進していきたいです。

またこのアイデアをベースに考えれば、具体的にプロになっていく過程も捉えられるかも。俯瞰する力、イメージ力、運びの力。最初は技術+練習をベースに、俯瞰を意識しながら本物に触れてイメージを鍛える。僕自身、プロか否かの判断を金銭で行いたくないという想いが昔からあったので、自分の価値判断基準の良き一つのエッセンスになりました。

▼何を教えるのか
そして、デザインするだけじゃなくて、その中で一体何を教えたいのかをもっとはっきりさせないとならないとも痛感。
水曜の授業中に、「何か言葉を書いてください」と生徒に何気なく頼まれたときに、思わぬ空白が生まれたことがショックでした。これだけ教育云々、想い云々と言っているのに、哲学や理屈でもない、ただ伝えたいことは何かといざ問われたときにパッと思いつかなかった。
その時は結局、伊達政宗の
「曇りなき、心の月を 先立てて 浮き世の闇を 照らしてぞゆく」
をアレンジした、
「曇りなき 眼をもちて 世を歩む」
とし、先入観をもたずに、透明な心で生きていきなさい。ということに落ちつかせた。
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▼学びの技法
技術を得る
考えを学ぶ
出来るようになる

誰にでも通用する。親鸞のような
基礎。応用の効く、シンプルな基礎。原則。技術
人間教育というのは、とどのつまり自身の経験から世の理を語ることか、或いは...

人間は球から出来ている、と5つの部分に分割し、描き方も教わった。
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非常にシンプルだった。
シンプルで美しかった。
紙を見てえんぴつを動かせる人なら、誰にでも通用する、シンプルなものだった。
そして様々な場面に応用が効いた。
なぜこう描くのか、その理由と哲学が明確にあった。
いや、理由や哲学に行きつかなくても、その技術で確かに描けた。

僕は、本当にすごいものは、シンプルで、技術も心も一緒になっていて、誰にでも開かれているものだと思っていますが、まさしくそれでした。

今までの自分の経験の中でそれと出逢ったのは3回目。

村方千之 指揮法
ちょんせいこ ホワイトボードミーティング
小幡公春 作画法

もちろんその他にも優れたものは多くみてきたが、心技一体とはこのこと。
自分自身の至らなさを痛感しつつ、しかし新たな世界を垣間みることができた体験でした。


▼月曜日
こどもこのさきプロジェクトの手伝いに入りました。

こどもこのさきプロジェクト
http://www.kodomokonosaki.org/

ここ主宰、宅明さんと永井さんはオランダで寝食を共に学び合った仲間ですが、彼らも本当に尊敬します。日曜までに得た諸々の経験から思考は悶々としていたのだけれど、彼らと対話を交わしたり、さりげない仕草をみたりしているうちに、また色々と気づかされました。
その気づきは結局のところ日曜までに感じていたところと同じではあるのだけれど、一言で言うのであれば
【明確な意識】
だと思います。

・何を教えたいのか
・何を伝えたいのか
・その教育を受けることに何がどうなることを目指すのか

など、これらは一度考えて定めても、時とともに更新されていくもの。
その更新が最近なかったと反省しました。

また彼らの謙虚な姿をみて、自分が最近天狗になってきはじめているのではないかと思うにいたり、
Facebookのトップページ画像を変えたりもしました。
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狭い世界にいると、やはり視野がせまくなっていくのだなぁと感じます。
今回の学びは結局、いつもの世界と違うところから得てきた、取り戻してきたものです。
これからもオープンであることを忘れずに、驕らず進んでいきたいです。


▼学んだことのまとめ
・大きなデザインを組まないと始まらず、機能もしない
・何を伝えたいのかをまとめる
・人間教育が使命
・何を通じて人間教育をするのか
・勉強の構図
・なぜ勉強をするのか、の自分の考え
・先輩達との対話を重ねていくこと
・天狗になりそうだったらぶっこわせ
・学びのプロセス「技術を得る 考えを学ぶ 出来るようになる」
・心技一体のためには、やはりデザインと思考
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