夢と狂気の王国を観て [animation]
レンタルで借りて観ました。
ポジティブな意見として、ジブリは一度畳んだ方がいいかな。やるならその中で有志でまた会社なりスタジオなり作ればいい。
個人的には0からの宮崎吾郎に注目したい。映画では3分くらいしか出てないけど。
宮さんはマンガでも描いて、気分が乗ったら人を適当に集めてまた映画作ればいい。小さな映画館でほそぼそね。
ジブリであることが彼にとっては良くも悪くも道楽にならざるを得ない。昔から彼はここに葛藤しては整理?し、葛藤しては整理?してる。
世界の宮さんは、ただ仕事が職人アニメーターで、しょうがないからインテリぶって茶化してる普通のおじいちゃん。そう考えるのが一番自然。みんな勝手に飛躍させすぎ。職人としての仕事はすごいけど、これからのアニメの大きな趨勢を考えればどうしたってそれらは淘汰されていくもの。ジブリが上手くいかなくなるのは当たり前。彼自身もそう言ってる。昔から。
思想もその辺の大学出のおじいさんたちと別に大きく違うわけでもない。
個人的にはもっと普通に、アニメーターやってときどき監督やってる一人の宮崎駿という茶目っ気があって気難しい一人の人間としてもっと見てくれたらなぁ、なんて勝手に思ってる訳だが、まぁそいつぁどだい無理な話ってとこですかぃ。宮崎吾郎も息子の肩書き外してみてくれ、って思うのも同じだろうなぁ。吾郎ちゃん、よく自害せずやってるよ。まぁそれは彼にとって時代や世代にも合わないし、さすがに悔しいんだろうな。
風立ちぬ、個人的にはすごくいい映画だったんだけど、ちゃんとダメ出しもしたい。パクさんのかぐやみなきゃ。
鈴木さんは相変わらず。かぐやプロデューサーの若き西村さんがいい味だしてたな。
宮崎駿の本音部分として共感するのはナウシカ漫画の「人間は昔から毒と共に生きている」ってとこ。原発は抜きにして、そういう小さいことに少しずつ気がついて受容していけたらもっと生きやすくなっていくだろうな。人間ってすごい機能をちゃんと体内に持ってるんだ。だから進化の過程で淘汰されなかった。少なくとも今までは。
ワイド判 風の谷のナウシカ 全7巻函入りセット 「トルメキア戦役バージョン」 (アニメージュ・コミックス・ワイド版)
- 作者: 宮崎 駿
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 2003/10/31
- メディア: 大型本
2014-06-03 00:06
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